TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

方程式の指導6

2013年10月25日 09時36分16秒 | 数学


80x+10x=90x

80x+90y

80x+90

この3つの式の違いが分かったところで、次の段階に・・・。
それは「代入」

まずは、次の質問をする

==============================
80円切手をx枚買いました。いまx=5です。
このとき、80円切手は何枚買いましたか?
==============================

 当然「5枚」と答えてくれるはずなのだが、分からないことも・・・。
ここでのポイントは、「いま」と「このとき」だ。

「x枚買う」というxがいろいろな値になるという場面を想像させるのだ。
「xが色々な数になる」ということ。

x=5のとき、80x=80×5=400
となることを教え、

x=5のとき、80xの値は400である。
とか、

x=5を80xに代入した値は400である。
とか、

80xにx=5を代入すると400になる。
などを教える。

ここから、切手の話しはなくなって数だけで考えることにする。
教科書の代入と式の値の問いを何題か計算させる。

たとえば、「x=2のとき、5x+2の値を求めなさい。」

ここでのポイントはやはりx=2のとき、の「とき」である。

「xはいろいろな数なんだけれど、どんな値か分からない謎の数だ。
いま、『x=2のとき』と言ってるんだから、謎のxは、今、2になってる。
『時間よ止まれ!』この瞬間に、5x+2はある数になってるはずだよ。その数を求めよう。」
こんな具合に場面をはっきりイメージとして伝える。

こうして代入の指導が終わる。

つづく


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