平成25年10月の遷宮から1年がたち、宇治橋の鳥居も立て替えられる。その10月3日の竣工式とくぐり始めにお邪魔した。
新鳥居の用材は、昨年の式年遷宮で役目を終えた内宮と外宮の正殿で屋根を支えていたヒノキの棟持(むなもち)柱が使われる。そして、旧鳥居は桑名市の七里の渡し場跡と亀山市の関宿へ移設されるそうだ。
千年以上も前から、こうした資源の再利用を実践していたのだと考えると、今の時代、少なからず反省することがあるように思う。
竣工式ではクレーン車で最上部の笠木を取り付け、またたくまに鳥居が完成した。むかしは、櫓をたてて滑車で上げたのだろうと思う。どこかで、昔ながらの竣工式のやり方を残してもらいたいという思いもあった。
お清めが終わると大宮司を先頭に参拝者は次々と新鳥居をくぐり、宇治橋をすすんでいった。
秋の日差しを浴びて輝く鳥居を見ていると、すがすがしくも気がひきしまる思いに包まれた1日だった。
新鳥居の用材は、昨年の式年遷宮で役目を終えた内宮と外宮の正殿で屋根を支えていたヒノキの棟持(むなもち)柱が使われる。そして、旧鳥居は桑名市の七里の渡し場跡と亀山市の関宿へ移設されるそうだ。
千年以上も前から、こうした資源の再利用を実践していたのだと考えると、今の時代、少なからず反省することがあるように思う。
竣工式ではクレーン車で最上部の笠木を取り付け、またたくまに鳥居が完成した。むかしは、櫓をたてて滑車で上げたのだろうと思う。どこかで、昔ながらの竣工式のやり方を残してもらいたいという思いもあった。
お清めが終わると大宮司を先頭に参拝者は次々と新鳥居をくぐり、宇治橋をすすんでいった。
秋の日差しを浴びて輝く鳥居を見ていると、すがすがしくも気がひきしまる思いに包まれた1日だった。