おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

写真展「GENESIS」

2010年10月26日 | 日記--感じたことなど
一雨毎に秋めいて来た。
気がつけば10月も終盤となり、あと2ヶ月余で今年も終わり。
早いなぁ、と感慨に浸っている余裕はなく、年末まで予定がギッシリ詰まっている。(貧乏暇無しか?)

僕が撮影をさせていただいている出雲大社のご祭神である大国主大神(いわゆる大国様)は、縁結びの神様としても有名だ。
この“縁”とは男女間や人間同士だけでなく、万物とのご縁を結ぶのである。どうせなら良いご縁をいただきたい。
さて、おかげさまで、大阪府保険医協同組合との良いご縁があって、その協同組合まつりに、僕のミケランジェロ作品集『GENESIS』展を招聘いただいた。
10月9日、10日と2日間だけの特別展だったが、今迄以上に学ぶことが多かった。来場者はお医者様とそのご家族やスタッフ達ばかりだ。写真を観た感想は人それぞれだが、ある人の一言が嬉しかった。「この写真展の会場にいるととても元気になる」と、これこそが僕が推奨している「院内美術館」の原理だ。
特に『GENESIS』や、現在撮影中の『神の宮』などは、被写体が被写体だけに、作品を展示している場は一種の聖地となるのかも知れない。
ただ、そういう神仏を対象としたものだけでなく、上質なアートはすべて、人の心に働きかけ、元気にしたり癒したりする力があると信じている。

僕自身は一介の写真家で大した力もない。だけど写真家として生きている以上、写真を通して世の中に貢献したい。