おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

「神の宮」増浦行仁写真展 in 豊岡     オープニング

2017年08月30日 | 日記--感じたことなど
8月28日(月)09:00 おかげさまで豊岡稽古堂での「神の宮」展が無事にオープニングを迎えることが出来た。好天にも恵まれ、白亜の稽古堂がいっそう眩しい。まるで祝福されているようだ。



開会式には豊岡市長、豊岡市議会議長を始め、沢山の方々にご出席頂いた。
特別に出雲大社宮司 千家尊祐様の来席を賜り、一緒にテープカットを行って頂いた。本当にありがたいことだ。
出雲大社の「平成の大遷宮」と伊勢神宮の「第62回式年遷宮」が斎行されてから4年が過ぎた。人々の記憶は薄れていくかも知れないが、1300年に渡り行われて来た遷宮とそれに込められた祈りはこれからも永遠に受け継がれて行くだろう。
“万物との共生共存”は、命を継承する為に最も必要なことだと思う。遷宮に込められたこのメッセージを僕はこれからも「神の宮」を媒介にして伝えて行きたい。



最後に、本展を開催してくださった豊岡市長と市の皆様、浮田産業の浮田社長率いる実行委員会の皆様に心から感謝申し上げます。もちろん、SWO神の宮共働態のメンバーにも。いつもありがとう。

次回は、9月9日(土)〜10月1日(日)越前和紙の里「卯立の工芸館」で開催します。



「神の宮」増浦行仁写真展 in 豊岡

2017年08月08日 | 日記--感じたことなど
期間:2017年8月28日(月)〜9月7日(木)
   開館時間:09:00〜18:00(最終日のみ17:00迄)
   *入場無料
会場:豊岡稽古堂 市民ギャラリー(豊岡本庁舎前)
   兵庫県豊岡市中央町2-4




この春ブログでお知らせした豊岡での「神の宮」展がいよいよ今月末から始まります。チラシも出来ましたので改めてご案内いたします。
城崎温泉から車や電車で30分程の距離です。もし、お時間がございましたら是非お立ち寄りください。
事務所からのご案内でした^ ^

満員御礼! OISCA関西の集い

2017年08月01日 | 日記--感じたことなど
事後報告になりますが、先日、「OISCA関西の集い」で講演をさせて頂いた。
講演会の大きなテーマは“誇り高く希望のあふれる国、世界に貢献できる国・・・日本”。僕は「『神の宮』に込めた祈り」というテーマで、ナレーション付きの『神の宮』の映像とユネスコ世界遺産に登録された「沖ノ島・宗像大社」の映像を交えて話をした。とても好評だったが、やっぱり多くの人前で話すのは苦手だ。

OISCAとは(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)の略で、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立された、現在34の国と地域に組織を持つ国際NGO。僕たちのSWO(神の宮共働態)とは、規模も歴史も桁違いだが、目指しているものは同じだ。



ところで、本会のメインは、サンマリノ共和国特命全権大使のマンリオ・カデロ氏の講演だ。カデロ大使は駐日外交団長も務めておられる。つまり、各国の駐日大使のトップで毎年天皇陛下にも拝謁されている凄い人なのだ。非常な親日家で、日本人よりも日本の文化や歴史に造詣が深い。その知識の広さには本当にびっくりする。今回も知性とユーモア溢れるお話で、会場に集まった人々の心をわしづかみだ。大使のお話を聞いていると、日本人には解らない日本の良いところ、残念なところが良く解る。国際化を謳いながら、日本はまだまだ島国である。

僕は然るお方の紹介で、カデロ大使には昨年お会いしている。そのとき言われた“神道はライフスタイルである”という言葉が非常に印象に残っている。正にその通りだと思った。日本人の様々な習性は神道が根底にあり、宗教というより、むしろ文化なのだ。
いただきます、と手を合わせること、勿体ない、とモノを大切にする気持ち、おかげさまで、と感謝する心、きれい好きなこと、譲り合う精神、日常の何気ないささやかなことがとても大事だと思う。
日本には世界に誇れることが沢山ある。僕たちはそれを守り、次世代に繋いで行かなければならない。

最後に、OISCA関西の集いにお集り頂いた皆様、関係者の皆様、どうもありがとうございました。おかげさまで満席とのこと、嬉しい限りです。