おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

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志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

出雲大社の消防演習

2013年06月03日 | 日記--感じたことなど
60年前の5月27日未明、出雲大社が火災にみまわれた。
丁度、遷宮の直後のことであったらしい。
木造の建物は、火の回りが早い。

そのとき、消化に大いに貢献したのは、なんと象であったとのこと。
丁度、出雲大社では、木下大サーカスが興行しており、その象が一役かったのだ。(別に鼻から放水した訳ではない)
あの頼もしい体で、消火用の水を運んでくれたのだ。
おかげでご本殿は焼けずに済んだとのことだ。
東南アジアで、象は神聖な動物とされている。インドでは、宇宙を支えていると言われる。
そう考えると、象が大神様を助けたというのはとても感慨深い。



以来、出雲大社では毎年同じ日に、消防演習が行われる。
特に今年は、60年前と同じで、本殿遷座祭のすぐ後だ。
演習にも力が入る。
僕は特別に見学させて頂いたので、ご本殿の大屋根に放水される珍しい写真が撮れた。

今年、無事に本殿遷座祭をお迎えになられて本当に良かった。
象にも感謝だ。