おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

満員御礼! OISCA関西の集い

2017年08月01日 | 日記--感じたことなど
事後報告になりますが、先日、「OISCA関西の集い」で講演をさせて頂いた。
講演会の大きなテーマは“誇り高く希望のあふれる国、世界に貢献できる国・・・日本”。僕は「『神の宮』に込めた祈り」というテーマで、ナレーション付きの『神の宮』の映像とユネスコ世界遺産に登録された「沖ノ島・宗像大社」の映像を交えて話をした。とても好評だったが、やっぱり多くの人前で話すのは苦手だ。

OISCAとは(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)の略で、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立された、現在34の国と地域に組織を持つ国際NGO。僕たちのSWO(神の宮共働態)とは、規模も歴史も桁違いだが、目指しているものは同じだ。



ところで、本会のメインは、サンマリノ共和国特命全権大使のマンリオ・カデロ氏の講演だ。カデロ大使は駐日外交団長も務めておられる。つまり、各国の駐日大使のトップで毎年天皇陛下にも拝謁されている凄い人なのだ。非常な親日家で、日本人よりも日本の文化や歴史に造詣が深い。その知識の広さには本当にびっくりする。今回も知性とユーモア溢れるお話で、会場に集まった人々の心をわしづかみだ。大使のお話を聞いていると、日本人には解らない日本の良いところ、残念なところが良く解る。国際化を謳いながら、日本はまだまだ島国である。

僕は然るお方の紹介で、カデロ大使には昨年お会いしている。そのとき言われた“神道はライフスタイルである”という言葉が非常に印象に残っている。正にその通りだと思った。日本人の様々な習性は神道が根底にあり、宗教というより、むしろ文化なのだ。
いただきます、と手を合わせること、勿体ない、とモノを大切にする気持ち、おかげさまで、と感謝する心、きれい好きなこと、譲り合う精神、日常の何気ないささやかなことがとても大事だと思う。
日本には世界に誇れることが沢山ある。僕たちはそれを守り、次世代に繋いで行かなければならない。

最後に、OISCA関西の集いにお集り頂いた皆様、関係者の皆様、どうもありがとうございました。おかげさまで満席とのこと、嬉しい限りです。

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