おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

遷宮だより2 せんぐう館見学

2012年10月25日 | 日記--感じたことなど
スケジュールの合間をぬって、神宮の外宮正宮に参拝した。
秋晴れにめぐまれて、参道を歩いているといつものように気持ちもリフレッシュする。



今回は外宮のまがたま池のほとりにできた「式年遷宮記念 せんぐう館」を訪れた。ここは名前の通り、神宮と式年遷宮のことがわかりやすく展示されている。
建築されているのは知っていたのだが、入った事がなかったので一度見ておこうと思ったのだ。
造営作業やそれに携わる人々のことが紹介されていて、本当に興味深い。
中でも外宮正殿東側の一部が原寸大で再現されているのだが、室内で見るとその迫力に圧倒される。
伊勢神宮の新たな一面を知る事ができるかも、ぜひ一度訪れてみてください。

本当に、このせんぐう館をきっかけに伊勢神宮や式年遷宮のことに興味を持ってくださる人が一人でも増えることを祈ります。

Just Smile!!

2012年10月23日 | 日記--感じたことなど
というWEBサイトに僕のインタビューが掲載された。
ざっくり言うと笑顔を通して世界を幸せにしようという素晴らしいサイトだ。
辛いときや悲しいときに笑顔になるのはとても難しい。でもそんな時こと無理にでも口角を上げてスマイルを作ってみると、不思議に気持ちが少し明るくなる。これは、笑うという顔の動きで脳が勘違いするかららしい。
嘘だと思ったら一度やってみてください。



笑顔が周りに与える効果は絶大だ。例えば、普段は挨拶しても返事してくれない人(こういう人もいるのだ)でも笑顔で挨拶すれば殆どの人が返事してくれる。同じマンションに住んでいながら、挨拶も交わせないなんて、いくら都会でも空しいじゃないか。

皆が良く知っている格言“笑う門には福来る”は、真実だと僕は信じる。余談だけど、昔ながらの格言というのは、幸せに生きる知恵だと思う。
僕の場合は“短気は損気”か・・・

追伸・・
Just Smile!!のトップページに僕の写真が載っているのだが、河村隆一氏(元祖ビジュアル系!)の横というのがちょっと厳しい・・
そういえば昔、TBSの「いのちの響」という番組で取り上げられた時はGACKTの前だった。う~ん。

開花ナウ!SEKI Gallery in「Flowers」

2012年10月18日 | お知らせ
お知らせが遅くなりましたが、現在、心斎橋のSEKI Galleryにて花の写真シリーズ「Flowers」の展示会が開催中です。



僕にしては珍しい花の写真だけれど、もともとは大切な人のお見舞い用に撮影したものだ。院内感染の問題で、生花を病棟に持ち込めなかったので、写真にして持参したのだ。それが好評で、シリーズ化して作品集にした。

「Flowers」は、部屋に飾ってもいいけれど、贈り物してご活用いただけたら嬉しい作品です。
よければ気軽にお立ち寄りください。10月20日(土)迄です。

レクサスLSから感じる日本の精神

2012年10月16日 | 日記--感じたことなど
先日、レクサスLSの東京アメリカンクラブでのお披露目パーティにお招きいただいた。優雅なライフスタイルを演出するレクサスらしい華やかな催しだった。
ファンションショーやダンスパフォーマンス、ピアノ演奏とゴージャスな一夜だったが、その底流には日本独特の精神が流れているのだ。





レクサスと言えば、トヨタが誇る高級車ブランドだ。もともとはアメリカを主なターゲットとしてキャデラックやリンカーン、あるいはベンツやBMWが占有する市場に割入ったのだが、瞬く間に大人気となり、北米の高級車市場の歴史を変えたと言える画期的な車なのだ。
レクサスが追求した快適性や高品質は、実は日本の“おもてなし”の精神である。それがアメリカでも多いに受けたということだ。
最近元気のない日本ブランドだが、レクサスを例にとると、これからも国際市場を舞台に、日本の感性を生かした素晴らしいものが開発できるはず。
あ、もちろん環境には優しくお願いします(^ ^)

日々の喧噪の中で忘れがちだけれど、日本人の美徳はまだまだ沢山ある。東日本大震災で世界を驚かせた、譲り合い助け合う姿もその一つだ。
僕たちは、次の世代の為にその精神を大切に守り、あらゆる方面で伝えて行かなければならない。
僕は、まず写真を通して日本の精神文化を伝えます。

Flowersの花が咲く

2012年10月12日 | 日記--感じたことなど
10月6日~7日の二日間、マイドーム大阪で、大阪府保険医協同組合主催「保険医まつり」にてFlowersの展示販売会が催された。
50点の花々が15メートルの壁に咲いた。




来週、15日(月)~20日(土)まで、SEKI Gallery(心斎橋)でも開催するので、よろしければお立ち寄りください。

東京のSMART SHIP Galleryでも開催予定。
またお知らせします。

遷宮だより ~出雲大社~

2012年10月05日 | 日記--感じたことなど
9月末、出雲大社にお参りした。
今回は撮影がメインではなく、知人のグループを案内したのだ。
正式参拝の後、特別に修造中のご本殿(瑞垣内)にも入れていただき、一行は禰宜様から遷宮についての説明を受けた。
今回は、日本文化に造詣が深い方々ばかりで、文学博士や作家、イギリスからのお客様等多彩な顔ぶれだった。

僕は一行から少し離れて、修造の様子を撮影させていただいた。
境内にはご本殿用の玉砂利が積まれていた。さすがに大きい。普通の玉砂利の5~10倍ぐらいかな。
これは一つずつ氏子さん達の手によって元通りに敷かれるのだ。



来年の5月にはいよいよ本殿遷座祭をお迎えになる。
大国主大神様のご神威が蘇るのだ。
10月には、伊勢神宮のご遷御で天照大神様のご神威が蘇る。
1300年以上も守られて来た祈りの系譜だ。
次の20年、60年、またその次の20年、60年と、決して絶えることがあってはならない。

アートフェアinベルリン

2012年10月02日 | 写真のこと
BERLINER LISTE 2012 出展報告

先日、スマートシップギャラリーを通して、ベルリンで開催されたアートフェアに作品を数点出展した。「GENESIS」を3点と「神の宮」を1点だ。
ギャラリーからの報告によると、ブースでも1~2を争う人気だったらしい。
特に「神の宮」への関心が凄かったとのこと。出雲大社のご本殿(夜景)を写したモノクロの作品で、和紙にプリントしたものだ。
「神の宮」は、来年の出雲大社と伊勢神宮の両遷宮終了後に、国内外での巡回展が企画されている。今回のように、海外での反応は良いバロメーターになる。





「遷宮」とは、神様をお祀りするお社を建替えたり修造したりする為に、ご神体を遷すことだ。神様のお住まいを常に美しく保つことで霊威が蘇り、平和で豊な世が保たれるのだ。凡そ1300年以上も前から、人々の深い祈りとともに、この神事は継承されて来た。特に伊勢神宮では20年毎に遷宮が行われ、その都度ご神殿をはじめ宇治橋から摂社や末社に至るまで新しくされる。その為に掛かる費用、労力、資材は相当なものだ。その莫大な経費を戦前は国費で賄っていた。明治時代、政府筋では伊勢神宮のお社をコンクリートにしてはという案があったらしい。そうすれば、この先、建替えの費用もかからないとの判断だ。これにNGを出したのが明治天皇だったとのこと。もし、効率だけを考えて、コンクリートにしていたら、20年毎に受け継がれてきた尊い儀式とその精神、素晴らしい伝統技術は、途絶えていたかも知れない。日本の貴重な文化の一部が永久に失われてしまったかも知れないのだ。
そう考えると国政を司るリーダーの判断が如何に重要か解る。特に今の日本には、短絡的ではなく、将来世代の視点で考えられるリーダーが必須だ。
うかうかすると四方八方から僕たちの大切な領土が奪われかねない。
日本人の美徳である調和の精神は、事なかれ主義のことでは決してないのだ。