おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

増浦行仁写真展「神の宮」伊勢神宮編 開催のお知らせ  

2013年11月26日 | お知らせ
前回の出雲大社編に引き続き、札幌で12月26日より「神の宮」伊勢神宮編の写真展が決まりましたのでご報告します。






また、2014年1月7日から関西国際空港での展示を皮切りに、アメリカのサンタバーバラ大学にて開催されるジャパン・カルチャーウイークでの出展等、国内外での巡回展が企画・進行されています。

これからも、ご期待下さい。

八百万の神々、出雲にご降臨

2013年11月15日 | 日記--感じたことなど
旧暦10月。全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月。
他の土地では神様が留守になるので神無月といい、出雲では神在月と呼ぶ。

八百万の神々をお迎えするのは、国譲りの神話で有名な稲佐の浜だ。
12日の夜、出雲大社の宮司様や神官の方々によって「神迎神事」が行われた。

今年は「平成の大遷宮」がおこなわれた特別な年とあって参拝客の数も多かった。
稲佐の浜でかがり火がたかれるなか、権宮司様が祝詞を読み上げて神々を迎え、龍蛇神が先導して出雲大社本殿両脇にある東西十九社に案内されるのだ。





この神事、龍蛇神が雲を連れて来るのか、毎回何故か雨が降るらしい。 僕の中でも撮影を開始してから雨の記憶しか無い。 参拝客も皆承知で、雨具の用意に怠りは無い。

今年も空模様は怪しかった。夕方、一天かき曇り、風と共に大粒の雨が降って来た。
ああ、例年通りだな、と思っていたのだが、いざ、祭事が始まる前に、ピタッと止んだ。

神迎の間、雨で清められた空には煌煌と月が輝き、星は降るようだった。まるで神々をお迎えする為に相応しい舞台を演出したかのようだ。

僕は、はじめて雨の降らない神迎神事を体験することができた。
やはり、今年は 奇跡の年なのだと思う。