おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

宗像・沖ノ島 大国宝展 開催!

2016年09月20日 | 日記--感じたことなど
開催期間:2016年9月17日〜11月28日
開催場所:宗像大社 神宝館
     福岡県宗像市田島2331
     http://www.munakata-taisha.or.jp



9月17日、福岡県宗像市に鎮まる宗像大社の神宝館にて「宗像・沖ノ島 大国宝展」が始まり、開会式に呼ばれたので出席した。生涯3度目のテープカットだ。国宝とともに僕の写真(作品)も展示されている。館内のエントランスには3メートルの作品が5点並んで展示されていて、なかなかの迫力である。当日は主催者の宗像大社の葦津宮司とRKB毎日放送の井上社長、賓客として福岡県知事を始め、宗像市長や福津副市長等々錚々たる方々が集まった。



本展は、RKB毎日放送創立65周年記念事業であり、宗像・沖ノ島と関連遺産群が来年のユネスコ世界遺産登録候補に決定した記念でもある。僕は今年の2月から月1〜2回の割合で撮影の為に宗像を訪れた。神職以外は極限られた人しか入れないという沖ノ島にも渡って撮影した。沖ノ島では古代の祭祀遺跡が良好な状態でいくつも残されており、社もなく岩上や岩陰を利用した素朴なお祀りの有り様に日本古来の精神性を強く感じた。島では今でも掘れば当時の奉献品が至る所から出土されるそうだ。今迄に発掘された神宝はなんと8万点にも及び、その全てが国宝に指定されている。但し、島にあるものは草一本、葉一枚、石ころ一つでも持ち出し禁止である。沖ノ島に渡るのは無理だが、宗像大社の辺津宮や大島の中津宮には機会があれば是非訪れて頂きたい。特に大島は僕のお気に入りである。魚も美味しく人柄もフレンドリーだ。



本展に合わせて「起源」という写真集も出版された。機会があれば手に取って頂きたい。


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