おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

古寺巡礼便り 安倍文殊院編

2011年01月29日 | 写真のこと
さて、ライフワークとして続けている「平成の古寺巡礼」の経過を少し報告しよう。
一昨年より本格的にスタートした僕の巡礼だが、日々の業務に忙しくて思うように進んでいない。
でも先日、久々に奈良での撮影を再開した。


写真は安倍文殊院 金閣浮御堂(仲麻呂堂)

安倍文殊院の御本尊である日本最大の文殊菩薩が獅子から降りたということで撮影させていただいたのだ。

おかげさまで写真家として至福の時を過せた。
間近で見る文殊さまは、とても清らかなお顔で、レンズを向ける僕にも悟りを説いてくれているようだった。(今はまだ写真をお見せ出来ないのが残念・・・)
文殊さまの獅子から降りたお姿が一般公開されたのは、1203年の造立以来初のことである。普段は獅子に乗っているので、7mの像高だそうだ。(今回は重要文化財の修理を機会に降りたとのこと)
残念ながら、1月25日で一般公開も終わったが、3月末には獅子に戻ったお姿が公開される。

文殊さまといえば“三人寄れば文殊の知恵”で有名だが、実は卯年の守り本尊でもあるという。文殊さま、これからも僕(←卯年)をお守りくださいね。  合掌

院内美術館構想II in きぼうの杜クリニック

2011年01月19日 | メッセージ
年が明けたと思ったら、あっという間にもう20日(明日で)。
今年も超多忙な年になりそうだ。
卯年ということで、年男の僕。
株価が上がるとか景気が上がるとか言われ、結構おめでたいことが起きそうな年。干支にあやかって更なる飛躍の年にしたい。


さて、昨年の話だが、12月19日に仙台の「きぼうの杜クリニック」で院内美術館構想第2弾として、『GENESIS展』を開催した。






11月のブログにも書いたが、ここは、癌治療専門のクリニックで、免疫細胞「BAK療法」を実施しているところ。
この療法は、副作用が殆どないので身体への負担も少なく、しかも効果的とのこと。それなのに保険が使えないため、治療費は一般的な化学療法に比べて高くなる。
二人に一人が癌になると言われているこの時代、人体に優しく有効的な治療が安く受けられるようになれば、非常にありがたいことだ。それには、先ず、沢山の人に「BAK療法」を知って貰い、万が一癌になった場合、治療の選択肢に加えて貰うことだ。
僕の周りでも多くの人が癌と戦っている。
そんな人達の為にも「BAK療法」が国に認められ、保険で利用できるようになることを切に願う。

年始からちょっと重い話題だったけど、
癌など恐れるに足りず!と思える日がくれば理想だよね。

今年もよろしく。