おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

2月23日 東大寺修二会 試別火撮影

2012年02月29日 | 日記--感じたことなど
今日は朝から戒壇院別火坊にて「花ごしらえ」「燈心揃え」の様子を撮影に行ってきた。
あいにくの雨の中、報道関係のカメラとともに作業風景を撮影させていただいた。
別火(べっか)とは字のごとく世俗の火とは別にするということで、この庫裡ではここで起こした火しかつかえないそうだ。食事やお湯を沸かすのも薪を使っておられた。



3月からは二月堂内での本行がはじまり、お松明が夜空を染め上げます。12日のお松明の撮影も申請はしていますが、昨年あたりから観光客数が4万人に届きそうな中、深夜2時過ぎからのお水取りの様子も撮影予定、防寒具を用意して望むつもりだ。

お水取りなどの撮影をしていて、こうした行事がいつまで続いて行くのか、ふと不安な気持ちになる。「忘れてはいけないこと」を簡単にわすれてしまう現代人の生き方そのものをもう一度見つめ直すことが必要なのではないかと改めて考えてしまう。伝えるべきものは次世代に継承していかなければ・・・。

3泊5日 Paris滞在

2012年02月09日 | 日記--感じたことなど
ありがたいことに相も変わらず出張が多く、ばたついている。
僕の事務所は、出張が多くなってきた僕に、どこへ行くにも最長3泊5日までと厳しい注文をつけてくる。国内も海外もおかまいなしに。
全体スケジュールの都合で仕方ないのだけれど、今回のパリも3泊5日の強行軍だった。





今回は僕の写真展をパリで開催するための企画打合せに来たのだけれど、昼間は間断なく人と会うため、ほとんど自由になる時間がない。
仕方が無いので、明け方5時に起きてパリの街を散歩する。摂氏-6度という厳寒の中、身体は寒さに震えるけれど、気持ちは写真展の実現に向けて膨らんでいるのか、なぜか清々しく心地よい。

思えば18歳で初めてパリに渡ってから、今年でちょうど30年。
マネージャーに調べてもらったら、この30年にヨーロッパと日本を140往復しているらしい。この数字が多いのか少ないのかはさておき、これからも増えるのだけは間違いない。

台北に出張

2012年02月02日 | 日記--感じたことなど
仕事の関係で最近よく台北を訪れる。
時間の合間を縫って台北市立美術館を見学した。
台湾の新しいアートシーンを体感できる素敵なミュージアムだった。
中でも干支の彫刻12体が大きさといい、完成度といいなかなかのものだった。


台北市立美術館


パンフレットより

国立故宮博物院は伝統的・歴史的な美術品の展示で定評がある。時間がなかったので、故宮博物院はまたの機会に寄る事にする。

散策に疲れたあとは、「マッサージがいいよ」と聞き、早速行ってみる。聞けば足ツボマッサージは台北が元祖だとか・・・。痛いのは遠慮したいので通常の本格的なマッサージ、2時間コースを頼み、マッサージが始まるとすぐに熟睡してしまう。



食べ物もおいしいし、台北から日帰りでいける温泉もある。今度は、仕事抜きでゆっくりと行きたいものだ。
なかなか、そんな時間は取れそうにないけれど・・・