おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

奈良 天理の長岳寺

2015年05月25日 | 日記--感じたことなど
パリから帰ってすぐに、奈良天理市にある長岳寺(ちょうがくじ)にお伺いした。

このお寺は天長元年(824)淳和天皇の勅願により弘法大師の創建とされる古刹で、1万2000坪の広い境内は季節ごとの花で彩られる。
特に、ツツジが有名だと聞いていた。



伺ったのは、5月中旬の頃で、大門をくぐり両側にある平戸つつじの生垣は残念にも花がしおれてしまっていた。
聞くと、つつじの盛りには観光バスが止まり、参拝者が後をたたないとか。

つつじの盛りが過ぎ、少し雨が降る今日のような日は、訪れる人も少なくゆったりとした時間を感じる事ができる。
本堂の前の池のかきつばたはちょうど見頃で、心を和ませてくれた。

庫裏でお茶をいただきながら、ご住職からお話をいろいろときかせていただくことができた。
本当にありがとうございました。

久方ぶりのMusée d'Orsay(オルセー美術館)

2015年05月15日 | 日記--感じたことなど
5月の初め、久しぶりにオルセー美術館を訪れた。
正面にはルーヴル美術館とチュイルリー公園があり、
僕にとっては、マイヨールやロダンの作品を撮影した懐かしい思い出の地でもある。



かなり広い美術館なのに、全部見てまわってもあまり疲れた感じがしないのは作品数と展示密度のバランスがいいからだ。ここの中2階にあるレストランは、1900年のターミナル駅時代から残っているクラッシックなフレンチレストランだが、ランチやティータイムを優雅に、リーズナブルにすごせる。ロココ調の内装と天井画が素晴らしい!

もう一つのおすすめはCafé Campana(カフェ カンパナ)、オルセー美術館の最上階、シンボルの大時計裏にあるおしゃれなカフェだ。パリを見渡せる素晴らしい眺めを楽しみながらお茶やスイーツがいただける。



パリは、こういう古いものと新しいものをアレンジする事が本当にうまい。
古く良いものを残しながら、新しい時代のものも取り込んでいる。
僕たちも、日本の伝統をこういった斬新な視点で捉え直して行かなければならないのだろう。

来るたびに刺激を与えてくれる、やはりパリは僕の故郷なのかもしれない。