皆様 ご無沙汰しております。
コロナウイルスの収束はまだまだですが、
日本もようやくウイルスとの共存を考えるようになりましたね。
イベントもいろいろと復活し、面白そうな展覧会も開かれています。
さて、初期ルネサンスを代表するイタリアの画家サンドロ・ボッティチェリをご存じでしょうか?代表作の「ビーナス誕生」や「春 ラ・プリマベーラ」は、美術の教科書等で一度は目にしていると思います。いずれも女神や女性の優美な姿が描かれています。
ボッティチェリの殆どの作品は、ヴァチカンや教会、ヨーロッパの有名な美術館(ウフィツィ美術館、ルーブル美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー等々)に保存されています。板に描かれたそれらの作品は、非常に繊細であるため持ち出しが難しく、よっぽど特別な機会がない限り日本で観ることは叶いません。
ところが、そんなボッティチェリの作品の一つが日本で所蔵されていたのです。それが「美しきシモネッタ」です。シモネッタの美しさは、ボッティチェリに大きなインスピレーションを与えたようで前述のビーナスや春の女神たちにもその面影が感じられます。
僕はこの夏、ご縁を頂いてその「美しきシモネッタ」を撮影させて頂くこととなりました。
500年以上も前に描かれた貴重すぎる絵画ですが、撮影の為には額から外して貰わなければなりません。なるべく絵の負担にならないようにと考えライトも最小限に短時間で撮影しました。自分の作品撮りとは違う別の緊張感があり、なかなか新鮮でした。
今回、丸紅ギャラリーの開館記念として、ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタが開催されます。滅多に観られない作品なので、是非この機会に会場に足を運んでください。
僕が撮影した巨大なシモネッタがビルの一階(受付)で迎えてくれますよ。
会期:2022年12月1日〜2023年1月31日
会場:丸紅ギャラリー
東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅ビル3F
https://www.marubeni.com/gallery/
巨大なシモネッタを警備用ロボットが守っています