おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

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志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

軍艦島へ行って来た。

2014年05月24日 | 日記--感じたことなど
資料によると軍艦島(正しくは端島)は、長崎市(旧高島町)にある島で、かつては海底炭鉱によって栄え東京以上の人口密度を有していた。閉山とともに島民が島を離れ、以来、約40年間無人島となっている。最盛期には、この小さな島に5,267人が暮らしたとある。



1916年(大正5年)には日本で最初の鉄筋コンクリート造の集合住宅「30号棟」が建設された。それに伴い、当時長崎造船所で建造中だった戦艦「土佐」に似ているとして「軍艦島」と呼ばれるようになったようだ。
平成21年1月5日に、「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成資産の一つとして世界遺産暫定リストに掲載され注目されている。

現地の人の話をうかがった中で、とても印象に残っていることがある。
最新の設備の住宅や病院をはじめ遊興施設、寺や神社まであらゆるものが創られたが、火葬場と墓だけは無かったというのだ。
これは、当初からこの島が永くは続かないということが分かっていたということだと思う。永続的発展を考えるのではなく、「今ここだけ」の目的に邁進した結果がこの島の廃墟化した姿だと思う。

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