おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

初七日を終えて

2012年03月19日 | 日記--感じたことなど
昨日は母の初七日だった。
日が経つ毎に、孤独感が募る。

“いつまでもあると思うな親と金”とは言われるが
母に限ってはいつまでも長生きすると思っていた。
母自身も“いつまでも生きたい”と言っていたので、
もしかしたら誰よりも長生きするんじゃないか、
などと思っていたのだ。

ご承知の通り、母はとても勝ち気な人だったので、大人になってからも僕と母は良くぶつかった。
つい1ヶ月前迄は、しょっちゅう電話で喧嘩していたのだ。
似たもの同士だから、お互い一歩も引かない。
つまり、いつもの元気な母だった。

医者から、初めて母の病状を知らされたのが、先月初め。
それから1ヶ月余で帰らぬ人となってしまった。
あまりに突然で、僕はまだ心の何処かで信じられないでいる。

昔からせっかちな人で、そんな性格を僕も受け継いでいる。
でもいくらせっかちだからといって、1ヶ月は早すぎるだろう?
最後ぐらいはもう少しゆっくりして欲しかった。
まぁ、母らしい潔い人生の幕引きだったのかも知れない。

やっぱり母には勝てないな・・・