9月16日 続き
タクシーを降りて、狭い路地を歩いて数分、
橋の側にくっ付くようにStarhotel Splended Venice
(スターホテル スプレンディット ヴェニス)は建っていた。

中に入って驚いた。
4つ星ホテルだが、フィンランドの5つ星ホテルよりも
豪華で、こんな贅沢をしてもいいのだろうか、
と思うほどだった。

ゆっくり休んで外に出ると、日曜日のせいか、
どこも大勢の人でひしめき合っていた。
水の都ヴェニス・・・確かに建物、教会、広場、すばらしいが、
古い町のせいか、あるいは水辺にあるせいか、
薄汚れて見えた。
夕闇迫るサン・マルコ広場は幻想的な美しさだったが、
海面とほぼ同じ高さなので、大潮、低気圧、
そしてアドリア海の東南から吹く風の
3つの要因が重なると、「アックア・アルタ」と呼ばれる
高潮がヴェネツィア湾で起こり
町中まで水が入り込み、
特に一番低いこの「サン・マルコ広場」は水没する。
広場や道路には臨時の高床が組まれ、
通行を確保するということであったが、
帰国後、テレビのニュースでこの浸水した広場の画面を見、
本当に気の毒で、そして、私達が泊まっていたホテルは
どうだったかと、ひどく気になった。


ほとんど海面と土地が1メートルの差もないように見える。






7時過ぎ、水辺のレストランに食事に出かけた。
アメリカやカナダからの観光客も多く、
周りも皆うれしそうにはしゃいでいた。
私達も本場のイタリアン料理をいただいたが、
ヨーロッパではどこに行っても
イタリアン料理が溢れているせいか、
特に「ヴォーノ!」おいしい!と言うほどでもなかった。
食事はともかく、隣のテーブルの方達や、
サーブをしてくれるイタリア人との
ちょっとしたおしゃべりが楽しかった。





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