9月11日(水) (アテネからマドリッドへ)
5時起床、6時チェックアウト。
タクシーでアテネ空港へ。
8:30スペインのマドリッドへ向けて飛び立った。
飛行時間は3時間。
機内は3人ずつの6シートですごく狭い。
おまけに隣席の男性の大きいこと、
大きいこと・・・ちょっと辛かった。
さらに、機内食のまずさは相当な物だった。
結局、ヨーグルト一つだけお腹に入れた。
マドリッドのホテルは「ウサ パセオ デル アルテ」
Husa Paseo der Arte Hotel
近代的な建物で、部屋もモダンで
とてもすてきな雰囲気だった。
しばらく休んで市内観光へ。
ホテルから歩いて5分、ソフィア王妃芸術センター。
18世紀の病院をモダンに改装したという左側の建物で、
後で取り付けたエレベーターが
透けていて、外からもよく見えた。
主に20世紀の現代アートを所蔵する美術館で、
ピカソ、ダリ、ミロなどの現代美術の
巨匠達の作品が集められている。
ほとんどの部屋で皆が写真を撮っていたので、
私も何も考えずに撮っていたら、
理由は分らないが、係員が飛んできて
「ここと隣の部屋の写真は
撮ってはいけない。」と言われた。
恐れずに、正直に言うと、現代美術の多くの作品が・・・・
ほとんどと言っていいほど、私には理解し難い物だった。
この美術館の大きな売り物はピカソの「ゲルニカ」という、
戦争の悲劇、怒りを表した大きさ縦3.5m、
横7.8m、の作品だったが、
これもそう思って見るからなるほどと思うものの、
私は海外の美術館で彼の昔の作品のすばらしさを
何枚か見たことがあるので、
どうしてあの画風から後年このように変化したのか
・・・・と不思議だった。
もっとも、ピカソもダリも世界中から認められているのだから、
きっとすばらしい作品に違いない。
観る目がないのは私だけ・・・
さて、夕食。
ここからが受難の始まり!
10日もするとそろそろあっさりとした物が食べたくなる。
ガイドブックに書かれていた
日本食店か中華店を求めて歩き始めた。
正一郎君ががんばってナビゲーターに・・・
ところが、30分以上歩き回った挙句、
2軒ともすでに閉店していたことが分った。
それから、スペインに初めて出店されたという
回転寿司店「銀座」にも回ったが、
ここもすでに閉店していた。
結局、1時間以上歩き回って、
ホテルに戻る途中のパエリア店に入った。
パエリアにお米(右)とスパゲティ(左)があるなんて知らなかったが、
お味はまあまあ・・・。
今日も飢えずに済んでよかった。
「地球の歩き方」2011年版、
飲食店については絶対に鵜呑みをしてはいけない。
何度も経験しているのに、又 確認を怠った。
今日は朝から何度もCNNのニュースで
9・11のセレモニーが流れていた。
あの時の衝撃的なニュース、
イタリアのフィレンツェのホテルで、
テレビの前に立ち尽くして聞いていたが、
もう10年にもなるのだ。