ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

政権交代に向け岡田二期目スタート

2004年09月13日 | ましこノート
民主党臨時党大会が今日東京で開かれた。

岡田代表は挨拶のなかで (1) 党改革(2)より良い政策の実現(3)総選挙の勝利、の三つを掲げ政権交代実現ために挙党体制をつくり、そのために強い信念と謙虚さを持って党運営に当たると決意を語った。

次期総選挙は早くとも二年後と言われているが、衆議院解散はいつあるか解らない常在戦場であり選挙態勢をいつもつくっておかなければならない。

小泉首相は場合によっては郵政民営化を大儀名分に解散をするかもしれない。

そのためにも民主党は選挙に勝つことに全力を傾けるべきだ。自民党が政権政党の体を成していない今のチャンスを生かさなければならない。

岡田代表と小沢一郎氏の間はマスコミに報道されるような隙間は無いので安心してほしい。

今更党分裂を考えている人間は民主党には誰もいない。

安心してほしい。

子供達に夢を

2004年09月12日 | ましこノート
秋がだんだん深まり各地で運動会や球技大会が真っ盛りである。今日も三カ所で挨拶をし反省会に参加してきた。

普段、家族が地域行事に一緒に参加することが少ないので特に子供達が大喜びである。

その子供達が今でも1番の夢はブロ野球選手になることだそうだ。イチローや松井が大リーグで活躍している姿に憧れている。日本のブロ野球も子供達の憧れの的になっていて欲しい。今回のブロ野球再編問題によるストライキ騒動は双方に言い分も考えもあることは理解出来るが子供達には理解出来ない。

子供達の夢を奪い失望させない結論を出して欲しい。

母校、創立 120 周年

2004年09月11日 | ましこノート
私の母校である福島県立安積高等学校が創立120周年を迎え、本日、記念式典・講演会が行なわれた。

100周年、県議会議員、110周年、120周年、衆議院議員として大事な節目に巡り合えた事を感謝している。
明治17年に創立され、29000余名の卒業生を送り出している。各界に多くの人材を輩出し、今日の記念講演は作曲家、湯浅譲二氏(60期卒)であった。

普段、生臭い政治の世界に身をおくものとして別世界の先輩の話しを聞きたく式典終了後、約2時間近く講演をじっくりと聞いた。

内容的に本当にすばらしかった。
特に「コスモロジー」という湯浅氏独自の宇宙的視野によって自分を形成する大事さを新鮮な感覚を持って聞く事ができ、心に強く響いた。コスモロジーは生い立ち、学習、経験、まわりの環境(地理的、風土的)によって形成されていくという。これらのものが人間形成に大きな影響を及ぼし、常に流動的な中に主体性を持っていくことであり、固定されてしまった時に空間風景は無くなったと同じになり、自分が主体的でなくなると理解をした。また、音楽、作曲をするのは自分の為であり、自分が聞きたくて音楽をつくる。自分がしたいからが原点であると語り、私には説得力のある言葉であった。

安積高校も120年の長い歴史のなかで 3年前から男女共学になり、女子が入学してきた。同窓生の中には男女共学に比較的反対者も多いが、私は容認派であり、これから男女共学による母校の新しい校風や文化や伝統を創っていけば良いと考えている。

式典の在校生あいさつは女子生徒であり、生徒会長もまた女子生徒であることを見れば母校は変わりつつある。

温故創新の精神で生徒たちが新たな歴史をつくり母校の発展することを願う。

人 事

2004年09月09日 | ましこノート
民主党人事が足踏みしていたが、ようやく内定した。

岡田代表再選に伴い現執行部が引き続き留任し、実現に向け挙党体制で政権交代に向かって行くと思っていたが、藤井幹事長が留任を固辞し、結局、代表代行の型で納まった。

川端幹事長、仙石政調会長、鉢呂国対委員長の布陣は軽い印象で、岡田代表の良さが消えてしまう人事である。しかし決まったからにはこの体制で頑張らなければならない。しかしやっぱり残念な人事である。

小沢一郎氏の影響があったとマスコミや政界雀は騒ぎ立てるだろう。ここで人事でゴタゴタの印象は決して好ましくない。決まった人事でしっかり挙党一致で頑張る。

政界再編が必要か

2004年09月08日 | ましこノート
7月の参議院選挙、 9 月初めの福島県知事選挙と続き、この夏は熱い戦いが繰り広げられた、とは言い難い程低調な選挙だった。
その最大の原因は戦う前から結果が明らかな状況のために選挙に熱が入らず投票率が極めて低すぎるためである。

共産党候補者が無競争阻止に立つ事を指をくわえて傍観している政党や政治勢力に大いに責任がある。

多選禁止を決めても実行できない政党、二大政党制を標榜しても各種選挙に候補者を擁立出来ない政党、有為な人材が参画してこない政界、完全に閉塞状態に入った政治を改革するためにも政界再編が必要なのかも知れない。そのキーワードは何だろう?

憲法改正か、教育改革か、安全保障問題か、地方分権か、利権か、実に多くの政治課題が山積している。
全ての政策が完全に一致することは有り得ない。そんな事があるのは公明党か共産党しかない。

健全なことは様々な意見や考えや政策があり、自由にオープンに議論してまとめ上げていくことだ。
そんなブロセスから本物の政界再編が起きると考えている。

郵政民営化

2004年09月06日 | ましこノート
小泉改革最大の目玉である郵政民営化が迷走し始めている。
小泉首相の郵政民営化は、そもそもの目的は郵貯や簡保の財政投融資という無駄遣いを止め、特殊法人や公団を廃止し官僚の肥大化を阻止することだったはずである。

今郵貯と簡保は合わせて 350兆円に上り、ますます第2の予算として無駄遣いされ隠れ借金が増大し国民の負担として重くのしかかってくる。
それが「民営化」という言葉だけが先行し本来の目的から掛け離れ道路公団民営化と同じ様に名ばかりで表紙だけ変わって中身が何も変わらない改革になってしまうだろう。

また、郵政公社と特定郵便局を同列に扱い民営化を進めるのか議論の中身が全く分からない。
この10日に閣議決定をすることに小泉首相がこだわる理由は何故なのか、真意は誰も分からない。

民主党も自民党も党内での意見集約はまだまだ出来ない。ましてや国民は郵政民営化になれば国民にとって何がどう変わるのか全く分からないようでは賛成も反対もない。内閣改造の踏み絵に使われ抵抗勢力を作り出し小泉延命に利用されるだけなら余りに無責任だ。

一日も早く臨時国会を開いて国民に分かりやすく審議することが郵政民営化かの第一歩だ。

テロの脅威

2004年09月05日 | ましこノート
ロシア南部北オセチア共和国で起きた学校占拠事件は大変な惨事になった。犠牲者がいったい何人になるのか、武装集団の実体はどんな組織なのか、人質は本当は何人だったのか、全く霧に包まれたままである。
多くの子供も犠牲になり無差別テロであり、どんな理由があろうが断じて許せない。
アメリカ9・11テロから間もなく3年、世界はテロの脅威にさらされている。日本も国際テロ組織から名指しでテロ対象国家となっている。

今日、運動会が雨天のため体育館で行われた。参加者の話題はロシアの体育館テロで持ち切りだった。危機管理の徹底も必要だがテロ対象国家にならないための日本の国際的活動と貢献もより重要である。

日本の責任ある外交を展開するために外務委員会の筆頭理事として今まで以上に国民のために全力投球していく。

アメリカ大統領選挙いよいよ本番

2004年09月04日 | ましこノート
アメリカ共和党大会が終わった。ブッシュ大統領が指名受諾演説を行い、2期目基本方針を示した。
アメリカ大統領選挙は世界一の権力者を決める。

それだけに候補者の政策・理念が世界に発信されることが重要だ。党の指名を受けるまでは党の政策・理念に出来るだけ近い自分の基本方針を打ち出し , 指名後は幅広いアメリカ国民の支持を得ることが当選するための条件になるので中道的な政策にかるのがこれまでの大統領選挙だったが、今年の大統領選挙はテロとイラク戦争のため以前の選挙とは大きな違いである。

加えて経済が失速しており国際的にも国内的にも明確な政策を今まで以上に示す必要がある。特に日本はブッシュが再選されるのとケリーが当選するのでは天と地ほどの違いがあるかもしれない。

アメリカ大統領は 2 期8年しか出来ない。権力は腐敗するという教訓を忠実に守っている大国でもある。

日本政治を大きく左右する大統領選挙を注意深く見ていこう。私は残念ながらブッシュ再選の確率かなり高いと予測する。

逮 捕

2004年09月03日 | ましこノート
仙台市にある東北文化学園、前理事長が今日午後逮捕された。補助金不正受給をした容疑である。

簡単に言えば税金を騙し取った事である。この大学についての不正問題については先の通常国会で何度か国会での質疑を通じて追求してきたが、ようやく全容解明に向けてメドがたったという事である。

進展状況によっては政治家の関与が出てくる可能性がある。日歯連の問題にしても徹底して政治家とお金の問題を解明し、清潔な政治を確立し、税金の正しい使い方をしていかなければならない。

私の地元・郡山市はこの大学の薬学部開学の誘致を決め、14億円(内5億は県分)と大学用地 30年間無償貸与を決定していたが、大学の不正が明らかになり誘致断念を決定し、現在、 2 億にのぼる損害賠償金の請求をしているが、大学の民事再生手続きを開始が決定されたため、まず取り立ては困難であろう。地元市議会のこの問題に対しての賢明な対応を期待する。9月議会での活発な議論を行い、市民への説明責任を果たして欲しい。

地方自治体の大学誘致による街づくりや地域振興に対するニーズは高いが、少子化時代の現代において大学誘致については慎重な対応が今後必要になってくるだろうし、国の教育に対する理念や政策のなかで高等教育のあり方を検討していい時期であろう。

今回の東北文化学園大学前理事長の逮捕を教訓に早急にビジョンをまとめるべきである。

九月のことば

2004年09月01日 | ましこノート
早いもので今年も九月にはいった。

アテネ・オリンピックも日本選手の大活躍で終わり次の北京オリンピックに向かってもうスタートした人達もいる。高校野球でも新人戦が始まり来春の甲子園を目指して各地で予選がスタートした。

暦の上では立秋が過ぎたが台風一過の残暑の厳しい九月のスタートである。国会は10月まで無い状況だが課題は山積しているのにこんなに緊張感が無くて良いのだろうか。政治に小休止は無いというが小休止どころか完全機能停止状態である。

長期間国会がなくても閉会中審査をどんどん要求し、官僚ペースから政治ペースに戻し九月を充実させよう。