ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

逮 捕

2004年09月03日 | ましこノート
仙台市にある東北文化学園、前理事長が今日午後逮捕された。補助金不正受給をした容疑である。

簡単に言えば税金を騙し取った事である。この大学についての不正問題については先の通常国会で何度か国会での質疑を通じて追求してきたが、ようやく全容解明に向けてメドがたったという事である。

進展状況によっては政治家の関与が出てくる可能性がある。日歯連の問題にしても徹底して政治家とお金の問題を解明し、清潔な政治を確立し、税金の正しい使い方をしていかなければならない。

私の地元・郡山市はこの大学の薬学部開学の誘致を決め、14億円(内5億は県分)と大学用地 30年間無償貸与を決定していたが、大学の不正が明らかになり誘致断念を決定し、現在、 2 億にのぼる損害賠償金の請求をしているが、大学の民事再生手続きを開始が決定されたため、まず取り立ては困難であろう。地元市議会のこの問題に対しての賢明な対応を期待する。9月議会での活発な議論を行い、市民への説明責任を果たして欲しい。

地方自治体の大学誘致による街づくりや地域振興に対するニーズは高いが、少子化時代の現代において大学誘致については慎重な対応が今後必要になってくるだろうし、国の教育に対する理念や政策のなかで高等教育のあり方を検討していい時期であろう。

今回の東北文化学園大学前理事長の逮捕を教訓に早急にビジョンをまとめるべきである。