ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

企業再生システムは大企業のためのものなのか?

2004年09月27日 | ましこノート
自民党議員は選挙区に戻ると景気が着実に回復していると言う。そして企業再生システムを作り、企業が再生できるようにしたと付け加える。
本当に景気は回復したのか?本当に企業再生はできるのか?どちらもNOである。

多くの大企業は確かにリストラ、経費削減、コストダウンの徹底等により業績は回復している。
しかし、本業の拡大は依然として弱く、本来の回復とは言えないし、中小企業は依然として厳しい状況にあるのが現状である。特に最近、企業再生について得意気に話している議員がいるが、企業再生のシステムに乗り再生のチャンスを与えられているのはやはり大企業ばかりである。中小零細企業は全くと言っていい程、対象にならない。勿論、再生の見込みのない企業は再生システムに適用されないのは当然だが、再生システムの対象になればいくらでも再生できる中小零細企業は多い。

しかし、鼻から除外される。やはり大企業だけでなく、日本経済を支えている中小零細企業にも再生のチャンスを公平に与えるべきであろう。負債がなくなれば再生きる企業は大小を問わないだろう。