ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

NHK不祥事

2004年09月14日 | ましこノート
紅白プロデューサーの制作費着服問題から始まり幹部役員のカラ出張、架空飲食請求、受信料のネコババとつぎつぎと不祥事が発覚して NHK に対して 9 月 9 日、衆議院総務委員会は閉会中審査を開き、 NHK 海老沢勝二会長を参考人招致した。残念ながら総務委員会の質疑は不充分だったと言わざるをえない。

NHK には国民から年間6478億円の受信料が入る。これに交付金を加えて6693億円(03年度)もの事業収入がある。 36の法人・団体の NHKファミリー企業がある。さらに 135 ~150社の孫会社があり、NHK ファミリー一族が形成されている。

NHK はまさに官が民を圧迫する象徴的なものであり、郵政事業に勝るとも劣らない遥かに強力な組織であり資金力である。放送事業を牛耳りますます寡占化が進み、ある意味では政治も介入できない聖域である。

今回の不祥事をこのまま一件落着で処理してしまう事が果たしていいのか、もう一度検証する必要があるだろう。