坂本龍一さんの喉頭がんでの休業に続いて林家木久扇さんも同じ癌で休業した。つんくも休業中で芸能界で喉頭がんによる罹病者が多い、その理由は喫煙が原因だ!!喉頭癌の特徴と病期
◆喉頭癌の特徴
日本の喉頭癌罹患率は人口10万人あたり約3人で、ヒトに発生する癌のうちでも頻度の低い癌です。つまり、喉頭は癌になりにくい臓器のひとつであるともいえます。全国の年間罹患数は約3000名で、最近10年間は大きな増減なくほぼ横ばい状態です。喉頭癌の主な特徴は、①タバコとの関連、②男性優位、③声門癌・早期癌の増加、④末期の苦しさです。
①タバコとの関連喉頭癌患者の96.5%は喫煙者で、非喫煙者は3.5%に過ぎません。「喫煙さえしなければよい」という最も予防しやすい癌であるといえます。この世からタバコがなくなれば理論的には喉頭癌は約1/30に激減することになります。
②男性優位
喉頭癌は10:1(声門癌では18:1)で圧倒的に男性に多い癌です。これほど性差のある癌は他に類をみません。しかしながら、非喫煙者では1:1と性差がなくなることから、喫煙習慣を主とした男性的生活習慣の影響が強いと考えられています。年齢的には20~30歳代には少なく、60歳代後半に発病のピークがあります。つまり、タバコ1箱を20歳から30~40年吸い続けた結果としての典型的な生活習慣病といえます。
東京大空襲、腸閉塞、胃ガン、それに喉頭ガンを患った際の医師とのやりとり流れどのハナシをしました。