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今年は寺山修司没後30周年にあたり、関連するイベンがいろいろな所で開催されたり本が出版されています。そういえば没後25周年の時に私は青森の美術館へ出かけ、その足で恐山にも行ったことを思い出します。私の寺山修司ブームはあの頃が一番のピークだったような…。5月の頭には3冊の本が出版されて今日はそれについてを。この3冊はどれも寺山修司の迷宮のようなその世界をうまくまとめていて面白い。寺山修司ほど各種の伝説に彩られ、イメージに溢れ、サブカルそのものの存在感を出した人はいないように思います。
入門編的であり演劇にスポットをあてたものとしては徳間書店から出ている「寺山修司と実験演劇室◎天井桟敷」。
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寺山修司と演劇実験室 天井棧敷 (Town Mook 日本および日本人シリーズ) |
九条今日子 | |
徳間書店 |
寺山修司の全体像をわかりやすく俯瞰できるのが洋泉社から出ている「寺山修司の迷宮世界」。
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寺山修司の迷宮世界 (洋泉社MOOK) |
笹目浩之 | |
洋泉社 |
読みごたえがあるのが平凡社から出ている「別冊太陽 寺山修司:天才か怪物か」。
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寺山修司: 天才か怪物か (別冊太陽 日本のこころ) |
九條今日子,高取英 | |
平凡社 |
いずれもその装丁や中身のデザインは、けばけばしく、おどろおどろしく、ものものしい。他の本と一線を画して違う人工的なイメージ空間に生身の肉体がさらけ出されそこのコンプレックスを想起させるような情念が剥きだしたインパクトの強さは、寺山修司という稀有な人物を中心に様々な人達が<寺山修司>というイメージを形成してきたことの証拠ということが見えてくるように思います。現代は情報が溢れイメージが洪水のように押し寄せてくる時代にもかかわらず、寺山修司が構築したその世界は新鮮にして豊饒ささえ感じることができるのは、何か示唆的に思えてなりません。それが何を示しているのか私にはよくわかりませんが、少なくとも見過ごすわけにはいかないなにものかがあるんじゃないかということを私は強く思うのでした(ただそれは個人的な趣向性も影響しているのですが…)。
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寺山修司と演劇実験室 天井棧敷 (Town Mook 日本および日本人シリーズ) |
九条今日子 | |
徳間書店 |
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寺山修司の迷宮世界 (洋泉社MOOK) |
笹目浩之 | |
洋泉社 |
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寺山修司: 天才か怪物か (別冊太陽 日本のこころ) |
九條今日子,高取英 | |
平凡社 |
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atg 寺山修司ブルーレイBOX(Blu-ray Disc) |
佐々木英明,菅貫太郎,山崎努 | |
キングレコード |
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寺山修司全歌集 (講談社学術文庫) |
寺山 修司 | |
講談社 |
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書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫) |
寺山 修司 | |
角川書店 |
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寺山修司幻想劇集 (平凡社ライブラリー) |
寺山 修司 | |
平凡社 |