■日時:2013年8月13日(火)
■場所:ザムザ阿佐ヶ谷
■作詞:寺山修司
■歌:カルメン・マキ、蘭妖子
阿佐ヶ谷のザムザという劇場では1ヶ月間を通して没後30年を記念して「寺山修司演劇祭」を開催しており、さまざまなパフォーマンスが繰り広げられています。私が見に行ったのもそのプログラムの一環。私としては蘭妖子とカルメン・マキは伝説の人で、今年の5月で開催されたライブを見逃したのでとても楽しみにしていました。
蘭妖子とカルメン・マキは個性が全く違うので、その2人の取り合わせは飽きさせず、おもしろくよかった。舞台上でカルメン・マキが言っていましたが2人の競演は44年ぶりのこととか。それはすごいこと。寺山修司という存在が如何に後世まで影響を与えているのかということです。寺山が起こした天井桟敷という劇団は、そうしたところからも、ほんと伝説だよなと思います。
寺山修司は<虚構>をテーマとした人でありますが、私のように寺山を知らない者は結局、寺山が作り上げた伝説という<虚構>により、さらにそのイメージを自分なりに脚色して膨らませていくということになってしまう訳ですが、それをまさに寺山修司の罠にかかっているという感じです。2人が歌った曲はほとんどが寺山修司に関するもので、歌詞がマジックのように私のアンテナを触れさせ刺激していきます。蘭妖子の独特な世界にしびれ、カルメン・マキの歌声に酔いしれた夜でした。
DREAM PRICE 1000 カルメン・マキ 時には母のない子のように | |
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