映画「遊星からの物体Ｘ ファーストコンタクト」（監督：マティス・バン・ヘイニンゲン・Jr.）

■製作年：２０１１年
■監督：マティス・バン・ヘイニンゲン・Jr.
■出演：メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン、アドウェール・アキノエ＝アグバエ、他

この映画はジョン・カーペンター監督の名作「遊星からの物体Ｘ」の前段編を描いたものです。カーペンター監督の映画が公開されたのは約３０年前のことですから、いかにこの作品が映画のクリエイター達に影響を与えたかがよくわかります。そんな偉大な作品にたいして今日の映画作家はどう対峙することができるのか？ＣＧも発達し人間の姿が異様に崩れていく映像も格段によくなっているに違いない。カーペンターの頃はＣＧなんてない時代であったから。生き物に寄生し姿まで変態してしまうエイリアンがどこから何の目的で来たのかといったような新しい新事実の展開はあるのだろうか？ということで興味深々で見たわけですが、さすがに限られた空間限られた人間における疑心暗鬼に追い込まれるギリギリの状態のサスペンス＆ホラーな作品であるだけに話は面白い。しかし、ちょっと待てよ。この話の展開、結局は前作と同じではないのか？それを感じると前作の偉大さを思わざる得なかったのも正直な感想。この作品をはじめて見た人はどう感じたのだろうか？私はカーペンター監督の洗礼を受けているだけに、やはりそちらをひいき目してしまいます。

 

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 ※こちらは、ジョン・カーペンターの作品　↓　↓

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