南信州のりもの倶楽部♪

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タイガーエンジンのセル取り外しと軽量化

2008年06月30日 20時19分45秒 | 輸入横型エンジン編
すでに日記の機能を失ってる「のりもの倶楽部」南信州版ですよ。
もうね、毎日ホームページを更新してる感覚ですわ。

今日のお題はタイガーエンジンのセルを外して、
発電系の軽量化のお話です。

まず上の写真ですが、
このエンジンは最初からセルモーターが装着されていて、
写真のようにセルの力がチェーンを介してクランクに伝わる仕組みで、
当然ワンウェイクラッチも付いてるのでとっても重いんです。
なのでこれを全て外してしまいます。

最初はローターを外すんですが…









ローターはCD90タイプので、最近買ったモンキー用のリムーバーは使えません…
まぁ師匠に相談したら自分で工具を作ってしまってあるらしいので、
今回はそれをお借りしました。って言うか工具を下さいました。









セルも含めて取り外した状態がコレ。
スターターのチェーンがかかってるスプロケも要らないんですが、
コレが無いとクランクからオイルが漏れてきてしまうので、
ギアの部分だけ自分で削って切り取ってから、
表面の処理をしてもらうため金属加工をお願いしました。

そのついでにローターの要らない部分も削ってもらいましたが、
強度が落ちそうなので、そこまでしなくても良かったかな。









これが組み付け前の写真。
ギアの部分は自らサンダーを使って切り落としてから、
旋盤で削ってもらったので、ここはすでにカラーの役目しか果たしてません。

それとワンウェイクラッチが乗っていたローターの部分ですが、
削られてるのがわかりますかね?
表面をツライチにしてもらっただけなのでたいした軽量化にはなってませんが、
これは気分的なもんですねぇ。

しかしクランクからワンウェイクラッチが消えただけでも、
クランクの回転は軽くなります。
それとワンウェイクラッチの構造ですが、
結構簡単なな作りでかなりの抵抗になってたっぽいです。
これだけ外しただけでもクランクは楽に仕事してくれるようになったでしょうか。









セルスターターのあった場所は大きな穴が残ってしまうので、
アルミ板をカットしたものを加工して蓋をします。
これも作ってもらったんですがなかなかの出来栄えで、
そのうち鏡面加工でもしようか考えてる所です。









最後は配線の加工。
このエンジンのカプラーは6Vエンジンの4ピンカプラーと同じ物なので、
カプラーからピンを抜いてから切り落として、
6ピンの小さいタイプの物に交換して、
12Vエンジンと同じカプラーが使えるようにします。

写真の左側のはジェネレーターから出ている物で、
こちら側は全部使うのですが、
右のはギアポジションの配線で、
タイガー製のエンジンだけの装備になります。
こちらからはニュートラルの配線、つまり紫色のだけ取り出して、
6ピンのカプラーへと混ぜて使う事にしました。

そのうちギアポジションメーターを作っても良いのですが、
面倒なのでそのうちですかねぇ。
インジケーターパネル自作しなきゃならないので、
やる気が出てからにしましょうか。

そんな訳でエンジンの全ての加工が終ったので、
次回はこの大きなエンジンを、
あの小さなフレームに積む様子を書きます。
また見て下さいな。



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コメント (2)
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