南信州のりもの倶楽部♪

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タイガー製エンジンのポート研磨とバルブポリッシュ

2008年06月25日 20時28分28秒 | 輸入横型エンジン編
食中毒が横行してるこの時期、いかがお過ごしでしょうか?「のりもの倶楽部」南信州版ですよ。
まぁ、地球で暮らすって事は細菌と同居するも同じなのですがね。

今日は以前から目をつけていたバイクの交渉をしに、
とある場所に行ってまいりました。
で、話をしてみたのですが、
少し壊れてるけどまだ直して乗りたいとのお答え。
しかしね、今日初めて現車確認したんですが、
両方にまんべんなく転倒した跡がありタンクもベッコリ。
サスは前後抜けていて、ありゃあ交換しかないだろうなぁ。
売ってくれると言われなくて良かったです。
ゼファー400なのですが、あれなら普通に買った方が安く済みそうですもん。

しかし良いバイクとの出会いってのもなかなか無いもんですねぇ。
もう何回もバイクの交渉をしてきましたが、
僕もこれだけの情熱があれば、バイクでなくて女の子にも困らなかったのではないかと。
まぁ、そっちにはエネルギー使わないので無理なんですが、
エネルギーの使い方違ってたら、もしかしたら人生も違ってたかもしんないですな。

そんな訳で今日の本題。
タイガーエンジン編ですが、今回は簡単なヘッドチューンです。









まずは上の写真ですが、
ポートに段付きがあったので軽く研磨してみました。
ポートの入り口は凄く広いのですが、
中に入るにしたがって少しずつ狭くなっていってるものの、
これ以上広げると肉薄になったしまうためここで終了。
結局段付きしか修正しませんでしたが、
元より全然広いので問題無いでしょう。









一応ですがポート研磨前の写真。
入り口だけ広くてもバルブ径は変わらないしマニホールド径も決まってるので、
むやみに広げても意味は無いでしょう。
排気側も研磨しましたが、
段付きとバリだけしか取ってないので、
パワーが上がったりバランスが悪くなったりとかはしてないと思います。
あくまでも効率アップが目的ですし、
これですぐエンジンオシャカになっても本末転倒ですからねぇ。









続いてバルブのポリッシュ。
傘は表面がザラザラで、これではカーボンやワニスがすぐ付着しそうなので、
マニホールド側と燃焼室側を両方磨きます。

ちなみにバルブの径は、INが27ミリでEXが23ミリ。
この大きさだと旧スーパーヘッドと同じ大きさみたいですね。
実は燃焼室にはもう少し余裕があるので、
エンジン屋さんに加工をお願いしてバルブシートを1.5ミリずつカットしてもらえれば、
今のスーパーヘッド用のIN28.5、EX24.5のバルブも装着出来ると思います。
でもこれ以上ポート広げたくないので、今のままで我慢ですね。









これがポリッシュ後。
ロッドは結構太いのでシェイプ加工しても良かったんですが、
そのうちまたエンジン開けそうなので今回は止めておきました。

ポリッシュが終ったら摺り合わせを行いましたが、
ほとんど新品のヘッドなので当たり面には全然問題無し。
いつもの朱肉を使って確認だけ行ってから、
組み付けて燃焼室も磨きましたが、
写真撮るの忘れてしまいました…
でもエンジンかけるのもったいないくらいピカピカにはしておきました。

次回はシリンダーを外して、
シリンダーとピストンの両方にも手を入れていきます。
また見て下さいな。



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コメント (2)
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