ここ数日は特に寒い日が続いて、夜中の気温が奈良でもマイナス5℃くらいになる。
今朝も寒かったのだが、ようやく日が昇ってぬるんできたので、ちょっと一回り。
06のVMキャブはインテークが金属なのでエンジンの熱が伝わって凍り付くまでは冷えないはずという話である。
そこで、外側から見たエンジンとキャブの表面温度を測ってみた。
ちなみに気温と湿度は画像のとおりで、キャブヒーター無しBSキャブではアイシングが起きても良さそうな条件であった。
しかし最近の磁石はすごいね。温湿度計の裏に小さいのがついているのだが、それだけでタンクに貼り付いて、走っていても落ちない。
エンジン キャブ
始業前 -2℃ -2℃
30分走行後 56℃ 11℃
60分走行後 62℃ 13℃
キャブは触って暖かいと思えるほど温度が上がるわけではなかった。むしろ触るとまだまだ冷たい。
それでも気化熱で冷やされてマイナスになるわけではないので、これで凍ることもあるまい。
夏場にシリンダーに入る前に気化異常を起こされても困るので、熱くなるようではいけないだろうしな。
だいたい夏場にエンジンの表面は100℃を越えることもあるのだし。
これが金属を伝導した熱によって暖められた結果なのか、フィンからの放熱が外側を暖めているだけなのかは、もうちょっと測ってみても良い気がする。
しかしVMキャブの06ではアイシングはどうやっても起きないので、人為的に起こして条件を探る実験は不可能ということで、これ以上面白味が感じられず、続報は書けなさそうだ。
今日は10日ぶりくらいに無印のエンジンをかけたが、寒かったことも加わって、一発始動といかなかった。
このバッテリーも今年で2年になる。春が来たら定期交換するか、とりあえずもう一個仕入れていつでも交換できるよう準備だけはするとしよう。
しかし熱くならないこのエンジンは、ホント熱効率が良さそうで、廃熱にすることなく、発生したカロリーが動力に取り出せてるんだろうな。