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【art】「ガウディとサグラダファミリア展」鑑賞 @ 東京国立近代美術館

2023-10-10 00:46:23 | art

【art】「ガウディとサグラダファミリア展」鑑賞 @ 東京国立近代美術館

 

 

2023年6月16日鑑賞。

 

サグラダファミリアを主題として、ガウディの作品や、彼の死後引き継がれた作品たちを見せる企画展。今年、絶対見たいと思っていた企画展の1つ。

 

いろいろ書きたいことはあるのだけど、見てから4ヶ月近く経ってしまったし、他にも書きたい記事が溜まっているので、感想ポストに追記する形で記事として残しておく。

 

 

 

 

2023年はアントニ・ガウディ(Wikipedia)がサグラダファミリアの二代目の建築家に就任してから150年目なのかな?

 

サグラダファミリアはもちろん、グエル公園など独特な建築で有名だけど、そこに至るまでの過程や、ガウディの遺志を引き継いだ人々の軌跡などを見せる企画展。

 

ガウディ自身は志半ばで事故死してしまったわけだけれど、さらにスペイン内戦により資料などが失われてしまい、現在製作されている部分は、おそらくこうであろうという推測で進めらているということに驚愕😲

 

でも、もしかしたら、分からない部分を想像して繋いでいくということが、教会という建築物にとって、本来の姿に合っているのかもしれないと勝手に思った。

 

 

アントニ・ガウディ「カサ・バッリョ、ベンチ」

 

アントニ・ガウディ「カサ・カルベート、スツール」

 

アントニ・ガウディ「カサ・バッリョ、椅子」

 

アントニ・ガウディ「カサ・バッリョ、椅子」「カサ・バッリョ、ベンチ」

 

一部以外撮影OK! たくさん撮ってきたのだけど、全部アップするのは大変すぎるので厳選してポストしておいた。

 

ガウディはこだわって内装や家具などもデザインしていたようだけれど、この椅子たちもとても素敵だった。曲線を生かした唯一無二の造形。

 

 

「フィンカ・グエル、馬場・厩舎模型」

 

「フィンカ・グエル、換気塔(門番小屋上部)模型」

 

フィンカ・グエルというのは、ガウディのパトロンであったアウゼビ・グエルの別邸。別荘として建築したそうだけれど、残念ながら未完成らしい。

 

この換気塔のモザイクみたいなのは、破砕タイル手法といって、市販のタイルを割って貼り合わせてあるのだそう。そんな手の込んだことをしていたら、なかなか完成しないでしょうね💦 

 

でも、だからこそ出来上がったら素晴らしいのだけども。

 

「グエル公園、破砕タイル被覆ピース」(制作:ジャウマ・プジョールの息子)

 

これを見ると、もともとはバラの模様のタイルであったものを、砕いて貼り合わせているのが分かる。

 

元のタイルもきっと美しいのだと思うけれど、日常品として消費されて、そこに芸術性を見出す人はあまりいないかも🤔

 

そう考えると、こうやって再構築すると芸術になるのって面白い!

 

 

アントニ・ガウディ「サグラダファミリア聖堂、降誕の正面」

 

 

外尾悦郎「サグラダファミリア聖堂、降誕の正面」

 

外尾悦郎「サグラダファミリア聖堂、降誕の正面」

 

入口の一つ「降誕の正面」を飾る彫刻は内戦で破壊されてしまったそうで、約30人の彫刻家が写真を参考に復元したのだそう。

 

その一人が外尾悦郎さん(Wikipedia)で、この石膏像は、現在の石像に変わるまでの10年間飾られていたとのこと。

 


降誕の正面について(説明書きより)----------------------------------

 

降誕の正面はサグラダファミリア世道の東側のファサード。

 

ネオゴシック様式でより縦長のプロポーションが特徴で、ここにスペイン特有のファサード「前方祭室」が加わる。

 

1908年にはキリスト教三徳による名称「望徳」「愛徳」「信徳」が各扉口に与えられた。

 

幼児イエス、母マリア、父ヨセフの「聖家族」の主題が「キリスト降誕」「受胎告知」を中心に構成。

 

ガウディは巨額献金を受け「降誕の正面」の構想を拡大し、最終案を作り上げ、まず「降誕の正面」の完成を目指した。

 

----------------------------------------- 降誕の正面について(説明書きより)

 

ということで、これは「聖家族」の主題が「キリスト降誕」「受胎告知」を中心に構成された像ということなのかな?

 

キリスト教徒ではないので、よく分からないのだけど、でも圧倒されるというか、敬虔な気持ちになった。

 

 

 

アントニ・ガウディ「サグラダファミリア聖堂、側廊高窓オリジナル模型」

 

アントニ・ガウディ「サグラダファミリア聖堂、降誕の正面:内部ギャラリーの柱頭模型」

 

アントニ・ガウディ「サグラダファミリア聖堂、側廊高窓外観頭頂部オリジナル模型」

 

アントニ・ガウディ「サグラダファミリア聖堂、回廊の円柱柱頭模型」

 

ガウディ本人による模型たち。円柱柱頭の装飾がそれぞれ違っていて、そのどれもが素敵で驚いた。

 

 

 

「サグラダファミリア聖堂、受難の正面:鐘塔頂華の模型」

 

この模型の背後に写っているスクリーンでは、サグラダファミリア聖堂の映像が流れている。数分の短い映像が繰り返し流されているのだけど、この映像がとても楽しかった。

 

この模型と一緒に撮りたくって、何度も映像見た😅

 

「サグラダファミリア聖堂、聖器室模型(現在の最終案)」

 

アンリク・プラ・ムンファレー「サグラダファミリア聖堂、マルコの塔:星の冠試作品」

 

「サグラダファミリア聖堂、マルコの塔模型」

 

ガウディ本人によるもの含め、模型の展示が多く、それらが実際どこのパーツなのかは分からなくても、それ自体がとても素敵で、そして面白い。

 

 

 

若い頃のガウディが描いた設計図なども展示されていて、そのどれもがとても細かく、そしてとても上手い。設計図や平面図のことは詳しくないから、感覚でしかないけれど、とても上手いと思った。

 

サグラダファミリア含め、自分が知っていたガウディの作品は、曲線で構成されていて、いわゆる四角い部分のない物が多く、こういう建物も設計図ってあるのかな?と思っていた。

 

実際はとても細かく計算されていて、例えば糸を逆さに吊って、その形を落とし込んでいったり。

 

まぁ、これも全然詳しくないので、あくまで自分がそう理解したということではあるのだけど😅

 

 

お土産はポストカード3種。このベツレヘムの星を頂いている塔とても素敵だな。

 

東京会場は9月10日に閉幕してしまったけれど、現在は滋賀会場(佐川美術館)で12月3日まで開催中で、その後12月19日から3月10日まで愛知会場(名古屋市美術館)で開催予定。

 

これはとっても楽しかったので、お近くの方は是非是非!

 

ガウディとサグラダファミリア展:2023年6月13日ー9月10日 @東京国立近代美術館

ガウディとサグラダファミリア展


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