転生と先祖

私たち人間はこの地上と霊界とを交互に転生して進化するように仕組まれています。

霊界から地上に転生する時には、肉体を提供してもらう先祖の存在が必要となります。
逆に地上から霊界に転生する時には、先祖というものは無いわけです。

一個の霊魂が霊界から地上に誕生するのはとても重大なことなのです。

その霊魂がどの肉体の両親を選ぶのかによって、
その霊魂の地上体験の進路の概要が決定されるからです。
また、その体験によってその霊魂の品質に新たに加えられるものが決まるからです。

この両親の選定に際しては、
その霊魂自体の願望と、その霊魂の守護霊・指導霊の愛念によって定められます。

　　　ですから、子が親に対して「頼んで産んでもらったわけではない！」
　　　などというのは、途方もない見当違いであるわけです。

両親の背後には無数の先祖霊があります。
これをも含め、その両親の性格、境遇、業(カルマ)、時代背景等も考慮し、
その両親の子となる霊魂の持つ全ての傾向とを勘案し、
その霊魂も、またその両親、祖父母、兄弟、姉妹等と共に
それぞれがそれ自体の進化に最もふさわしい諸条件の整えられること、
これを以て善しとするのです。

　　　こういうことを知るだけでも、
　　　この世に生まれ出るということが、
　　　たいへん多くの方々からの「愛」を受けての結果であることが分かります。

　　　そして今も、私たち一人ひとりの背後には、
　　　少なくとも守護霊・指導霊が一体づつ付いて
　　　私たちの人生をサポートして下さっているわけです。
　　　

　　　私は霊的な夢を以前はよく見せられましたので、
　　　このことも確かにそうだと感じております。