宇宙に羽ばたく日まで

その日は、きっと来るだろう。
その日まで、地に足をつけて歩こう。
その日まで、皆んな仲良く手をつなごう。

回転(5)

2016-11-28 16:17:12 | 思ったこと
つい先ほども孫たち(4才女児と2才男児)に
「おじいちゃん! クルクル!」とせがまれてやっていました。

私は孫たちに物を買い与えることはほとんどないため、
二人が私にやって欲しがるのは、この「クルクル」と「タカイタカイ」なのです。

「タカイタカイ」は何回も高いところに放り上げて空中浮揚感を体験させることですが、
最近は彼(女)らも重くなってきましたので、
ちょっときついのであまりしなくなりました。

それで最近は「クルクル」が定番になってきたのです。
これは、昔の遊びの「かごめかごめ」の高速版のようなものです。

3人で輪になってクルクルと回るわけですが、
徐々に回転スピードを上げていきますと、やがて二人の足はフロアーから離れます。
ちょうど、遊園地のブランコ型のメリーゴーラウンドのようなものです。
これも二人はとても喜びます。
目が回らないように、右回り、左回りを交互に繰り返し、
これを5~6回繰り返します。結構、私はいい運動になります。^^

私は、ダンスでウィンナ・ワルツで慣れてきたせいか、
以前よりは目が回るという感覚が少なくなってきたように思います。

この回転中心は3人の体重のバランスする点に位置するんだろうな・・・、
などと思いながら、回転を私も楽しんでいます。

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回転(4)

2016-11-23 17:52:39 | 思ったこと
このウィンナ・ワルツを見ていると、狭い場所で踊っているので、
ただクルクルと回転を続けているように見えるのですが、
実際は、例えばナチュラル・ターンは左足で低いところからフロアーを蹴るようにして推進力を発揮し、
1歩目の右足で膝を伸ばすことによってその力を増幅し、
2歩目の左足の周りに3歩目の右足を閉じて回転を収束します。
これが1~3で、4~6は同じ動きを男女入れ替えておこないます。
それで1~6歩で1回転するわけです。
ですので、クルクルではなくて、
実際には1歩目の直線運動エネルギーを2・3歩目の回転エネルギーに変換してクルっと回っているのです。

この理と対照的なスポーツとして、ハンマー投げが思い浮かびます。
ハンマー投げは、クルクルと回転エネルギーを作り出し、手を放すことによって、
ハンマーの直線運動エネルギーに変換しているのですね。

(つづく)

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回転(3)

2016-11-20 17:59:26 | 思ったこと
ナチュラル・ターンもリバース・ターンも6歩で1回転することになります。
そのステップのカウント1~3で進行方向に前進する男性(女性)が
大回りをして180°くらい回転することになります。
この大回りをする男性(女性)が推進力を発揮します。
進行方向に後退する女性(男性)は小回りをして、それについてゆく感じです。

それで、フロアーの中を公転する円軌道のラインを想定してみますと、
ナチュラル・ターンは、前進する男性(女性)がそのラインの内側を回ることになります。
逆にリバース・ターンは前進する男性(女性)がそのラインの外側を回ることになります。

ですので、リバース・ターンの時の方が少しですが、距離が長い。

ということは当然ながら音楽のテンポは一定に進みますので、
リバース・ターンの前進する男性(女性)はナチュラル・ターンの時より
スピーディに回転しなければならない、ということになります。

このことは、ダンスをしなくても簡単に実験できます。^^

二本の足でその場で自転してみようと回転しますと、自然と公転軌道を描いてくると思います。
時計回りに自転してみますと、「自然」と公転軌道は反時計回りになると思います。

これを無理して(頑張って)一歩で180°以上回転し続けると時計回りに公転軌道を
描くことができるでしょう。

以上のようなことからして、
社交ダンスではフロアーを反時計回りに回る(公転)ことが原則となっていますので、
時計回りに自転することをナチュラル・ターン(無理しない自然な回転)
というようなことになったのだと思います。

もし、フロアーを時計回りに回ることが原則となっていたのでしたら、
反時計回りの自転をナチュラル・ターンと呼んでいたことでしょう。

(つづく)
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回転(2)

2016-11-17 11:38:21 | 思ったこと

さて、それでですね、前回のウィンナ・ワルツの動画の中で、
カップルが始めに、時計回りに廻り(自転)ながらフロアーを反時計回りに進んで(公転)ゆきますが、
この6歩で1回転するフィガーをナチュラル・ターンと呼びます。

続いて、反時計回りに自転しながら、フロアーを同じく反時計回りに進んでいますが、
この6歩で1回転するフィガーをリバース・ターンと呼びます。

私は、なぜ時計回りの回転をナチュラル、すなわち自然な回転といい、
反時計回りの回転をリバース、すなわち逆(さからった)回転というのだろうか?
というのが長年の漠然とした疑問でした。

それが、ウィンナ・ワルツに慣れ親しんでくるに従って、
あっ! こういうことだったのだ、ということが体験的に分ってきたように思います。

(続く)^^


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回転(1)

2016-11-15 11:59:00 | 思ったこと
私は以前、ある方からヒントを頂き、
「回転」ということについて色々と経験したり、思いを巡らせたり、調べたりしています。
まだまだ分らないことがあり、興味は尽きませんが、
そのことに焦点を当てて、長くなるかも知れませんが書き綴ってみたいと思います。
もし、お暇でしたら、お付き合い下さい。(笑)

私は妻と社交ダンスをして12年になります。
社交ダンスをしてある程度踊れるようになると華やかな競技ダンスに移行する人が多かったのですが、
最近はそういう人が急速に少なくなってきたようです。
若い人が社交ダンスに興味を示さなくなったことも理由の一つではあるのでしょうが、
より大きな理由は、地球が優良星(競争というものがない)に昇格するための一環ではないかと思います。
それで私たち夫婦も遅まきながら昨年、競技登録を取り消しました。^^;
今は、何組かで踊るフォーメーションダンスというものに取り組むことが多いです。

さて、その競技ダンスには10種の競技種目があります。
スタンダード系5種目: ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイック、ウィンナ・ワルツ
ラテン系5種目   : ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ジャイブ、パソドブレ
の10種目です。

競技は、A~D級、nv級、1~6級 というクラス分けをして競いますが、
スタンダード競技の中でウィンナ・ワルツは、
最高位A級の、しかも準決勝と決勝の時だけに踊られる種目です。

ですので、競技では競技者の一握りの者しかウィンナ・ワルツを踊るということはないのです。
そういう風潮ですので、
一般に社交ダンスを楽しむ人たちは、ウィンナ・ワルツを踊る機会も踊るのを見る機会もほとんどありません。

ウィンナ・ワルツはどういうものかといいますと、こういうものです。↓
踊っているのはかつての世界チャンピオン、ミルコ・ゴッゾーリ&アレッシァ・ベティ組です。

ウィンナ・ワルツ

ちなみに普通のワルツはこんな感じです。↓

ワルツ

このウィンナ・ワルツは、5種目の中でステップが一番、単純明快な踊りです。
基本的には、カップルが自転しながらフロアーを反時計回りに公転するというものです。
しかし、他の種目と比べれば、回転の連続で、踊るのが見た目以上にむつかしいのです。

なぜかというと、スムーズに踊るには、
自分の回転の中心軸とカップルの中心軸の両方の中心軸がブレないように
しなければならないからだと思います。

そして、社交ダンスの歴史を調べてみますと、何とウィンナ・ワルツがその源流であったようです。
ウィンナ・ワルツは13世紀頃、チロルの農民が踊っていた「ヴェッラー」というダンスから発達したそうです。

「ヴェッラー」は、ゲルマン文化初の男女が体を接して共に回るダンスで、
それが 18世紀のハプスブルク宮廷文化に取り入れられました。
その後、国際的な場に初めてワルツが 登場したのが1814年、
「会議は踊る、されど進まず」で有名な「ウィーン会議」でのことで、これを機に世界中に広まりました。
とのことです。

ウィンナ・ワルツには数種類のフィガー(三拍子に合わせた基本的に三歩で構成したステップのこと)しかないのですが、
ワルツには数十種類のフィガーがあります。
ウィンナワルツが原点であるわけですね。

何かしら、ウィンナ・ワルツは「洗心」に似ているような気がしています。

それで、私たち夫婦はA級にはなれませんでしたが、
これからもウィンナ・ワルツを美しく楽しく踊れるよう努力してゆきたいと思います。^^

(続く)
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