ちょっと高松

うどん県&マグマシティの探訪記と日々の暮らし。

今年もふらっと直島~その4

2012-10-20 | おでかけ

前回のつづきです。

うどん店へ到着したのは13時頃。たくさん歩いたので、お腹もだいぶ空きました

今月7日にオープンしたばかりのお店は、宮浦港から歩いてすぐのところにありました。

のれんの下に、かもめや波のようなデザインがあって・・・

よく見たら、左側にはなんと「うどん県」の文字すご~い

ここでのランチは、かけうどん、なすの天ぷら、エビの湯葉巻きにしました

うどんはもちもちでコシがあるし、高松ではあまり見かけないお醤油やや強めのだしも美味しかった~

このだしは天ぷらともよく合いますね。特になすとの相性はバッチリでした

それからエビの湯葉巻き(天ぷら)も珍しいですよね~。これは単品でおつまみとしても出せますよ

次回はこのうどんと銭湯のために、直島に来ることになりそうですね

食後は海の駅で買った「塩アイス」を海を見ながら食べました。

それからフェリーの時間まで少し港のあたりをお散歩。

去年同様、また草間彌生さんの作品、「赤かぼちゃ」のところへ行ってみました。

映えるんですよね~このかぼちゃ。

中にも入れるようになっています。水玉模様がかわいらしい

かぼちゃの穴から、外の景色を見るとこんな感じです。

フェリー乗り場の前の広場、のんびりできるので、お気に入りです

この広場を見て、ハワイのカピオラニ公園での朝稽古(リハーサル)を思い出しましたここでは稽古しませんけどね

帰りは高速艇ではなく、フェリーなので所要時間1時間。時間は長いですが、大きな船なので揺れも少ないです。

(ちなみにこの船は「ましおな」ではなく「なおしま」号です。)

少し風は吹いていましたが、お天気がいいのでデッキ席へ。

再び船旅の始まりです。フェリーの方がのんびりできますね~。

時間に余裕があるなら、高速艇よりもフェリーをお勧めします

中央にうっすら見える橋は瀬戸大橋です。

これだけすっきり晴れると、屋島もよく見えますね。

15:20高松港に到着。ここから自転車に乗って、途中でお買い物をしてから帰宅しました

さすがに疲れたので、帰宅してからは家でのんびりするつもりだったのですが・・・。

ここまで晴れていると、きっと美しい夕日が見られるに違いない

というわけで、夕暮れ時にあのお気に入りの散歩道へ行ってみました

ここで何度か写真を撮っていますが、太陽が黄色く輝いている様は初めてでした行ってよかった

稽古の翌日に自転車&徒歩に船での移動とかなり動いたので、さすがに今日は足に疲労がたまっております

今日はとりあえず家でゆっくり過ごそうと思います


今年もふらっと直島~その3

2012-10-20 | おでかけ

前回のつづきです。

護王神社の後に向かったのは、碁会所。須田悦弘さんの作品です。

その名のとおり、かつてここは碁を打つ場所として島の人々が集まっていたんだそうです。

通路を挟んで左右の部屋(木彫りの椿の有無)が作りだす空間の対比が面白かったですね。

こちらも屋内撮影禁止ですが、木彫りの椿はこちらのサイトでご覧いただけます。

次に向かったのは「石橋」。千住博さんの作品です。

ここは明治時代に製塩業で栄えた旧石橋邸を改修したものです。

こちらも残念ながら屋内撮影禁止。家全体の雰囲気と作品が合うんですよね~。

空(くう)の庭」という作品はこちらのサイトでご覧いただけます。

母屋から続く蔵の壁には、幅15メートルの滝が描かれた迫力ある作品「ザ・フォールズ」がありました。

そしてこちらの旧石橋邸はお庭、お部屋、廊下、蔵・・・どれも素晴らしかったですよ

このお庭なら棍も木刀も振り放題(笑)。廊下もほどよく滑るし蔵も天井が高いので、稽古には最適

こんな家に住みたいと夫ならきっと言うでしょうね~

家プロジェクトの最後は「はいしゃ」。「石橋」からは少し距離があるので、本村の町並みを見ながらお散歩です

途中、面白いマンホールを見つけました

先程見たマンホールの周りにさらにマンホール不思議ですね、これ。

調べてみたら、こういうものは「親子蓋」と呼ぶんだそうです。

人が出入りする時は、マンホール(子蓋)で、機械の搬出入の時は、大きな蓋(親蓋)を開けて使うんだそうですよ

親子蓋、他の場所でも探せばありそうですね。高松にもあるのかな・・・。

再び本村港のそばへちょっと寄り道。着いた時は雲っていましたが、お昼頃にはだいぶ晴れ間も広がってきました

てくてく歩いて、「はいしゃ」に到着大竹伸朗さんの作品です。

ここはかつて歯科医院兼住居だったことからその名がついています。

ここも屋内撮影禁止。建物内外は、かなり自由な感じのアートで覆われています。

こちらの建物の右側の内部には、大きな自由の女神がいたり(建物めいっぱいといった感じで、ちょっと窮屈そう)。

「うどん・軽食」の看板があったり・・・ホント自由な感じで面白かったですよ。

この後は本村地区を離れ、帰りのフェリーが出発する宮浦港へ向かいました距離にして2kmくらい。

てくてく歩いて・・・

時には空を見上げて・・・

30分程で宮浦港に到着

いよいようどんの前に、ちょっと寄り道。

先程行った「はいしゃ」の大竹伸朗さんが手がけた銭湯。

実際に入浴できる美術施設で、その名も「直島銭湯「I湯」」

平日だったので、営業は14時から。ここはまた今度、ゆっくり入りに来ましょう

というわけで、うどん店に向かいました。

(つづく)


今年もふらっと直島~その2

2012-10-20 | おでかけ

前回のつづきです。

チケットを買う時に「南寺は混雑すると整理券配布になりますのでお早めに」と言われたので、まず南寺へ向かいました

南寺(みなみでら)」には、ジェームズ・タレルさんの"Backside of the Moon"という体験型の作品が展示されています。

建物の設計は、建築家の安藤忠雄さんです。

体験型の作品という意味ですが、ここは「暗闇に目が慣れる」という身体的感覚を体感できる作品なんです。

私が到着した時はタイミングもよかったみたいで、整理券配布もなく、ほとんど待たずに入ることができました。

スタッフさんの誘導で、入口から左右8人ずつのグループに分かれて建物の中に入っていきます。

建物の中には全く光がなく、本当に真っ暗なんです。自分の体ですら見えません。

スタッフさんに言われるまま、暗闇を壁づたいに進んで、手探りでベンチに座ります。

音は出さないでください、というスタッフさんの言葉に従い、全員が物音を立てずに座るんですね。

光が全くない状態・・・普段なかなか体験できないですよね。今はケータイもあるし、夜でも何かしらの光があるもの。

しかし、ここは全くの暗闇。そして、静寂。ここにしばらくいたら、気配を感じる稽古ができそうですね

ところが少し経って暗闇に慣れてくると、光のスクリーンが目の前に広がってくるんですよ不思議~

しかも、見えてくる光というのは、だんだん光を強くしているから見えてくるのではなく、はじめからある光なんだそうです。

本当に不思議な感覚でしたこれは今まで見てきた中で一番衝撃的なアート作品だったかもしれません。

直島を訪れる方には、是非体感していただきたいです

次に向かったのは「角屋」。

途中、建築中のANDO MUSEUMがありました。来年3月にオープン予定。楽しみですね

こちらが「角屋」。200年程前の家屋を修復したのだそうです。

内部は宮島達男さんのアート作品の展示。

(※屋内は撮影禁止ですので、概要はこちらをご覧ください。)

面白かったのは"Sea of Time '98"という作品。

広間に水を張って、その上に赤・青・緑などのデジタル数字の証明を点滅させるというもの。

ああいう発想はどこから生まれるんだろう・・・。ホント面白いなぁ~。

続いて、「護王神社」へ向かいました。

江戸時代から祀られている護王神社の改築に合わせて、写真家で現代美術作家の杉本博司さんが設計したそうです。

作品のタイトルは、"Appropriate Proportion"

このガラスの階段は地下の石室につながっています。

このガラスは光学ガラスなんだそうです。カメラのレンズなどに用いられるものですね。

スタッフさんから懐中電灯を受け取って、石室に入ります。

残念ながら、石室内部は撮影禁止。

地上へとつながるあのガラスの階段によって、神秘的な光が見えましたよ

そして、石室を出ると・・・

そこは瀬戸内海

美しい海が広がっていました

(つづく)


今年もふらっと直島~その1

2012-10-20 | おでかけ

昨日は朝からとてもいいお天気

お出かけ気分だったので、とりあえず高松港に向かってサイクリング

10時半頃に港に到着したのですが、ちょうどいい時間に船があったので、直島へ行くことにしました

直島は去年も思い立ってふらっと行ったのですが、今年も同じくふらっと行くことに

目的は、うどんとアート

うどんは、まんのう町(ホタルを見に行ったところ)にあるうどん店が今月直島に出店したそうで。

アートは、去年時間の都合で行けなかった家プロジェクトへ行くことにしました。

行きは高速艇だったので、第2浮桟橋から出発。

本当にいいお天気でも離島は少し雲がかかっている感じ。

この直島(本村)経由・豊島行きの高速艇に乗りました。

お天気はとてもよかったのですが、波が少し高く、停泊している間、船はずっと揺れていました。

最初は船内に座ったのですが、なんだか船酔いしそうな気がしたので、外デッキの席に移動しました。

波がいつもより高いので、かなりの水しぶきをあげながら船は進んでいきました。

でも、水しぶきのおかげで、なんと虹が見られたんですよ

写真に撮ることはできませんでしたが、こんな形で虹が見られるとは

瀬戸内の島々の景色を堪能し、30分程で直島・本村(ほんむら)港に到着しました。

高松で見たとおり、離島エリアは時折晴れ間が見えるものの、曇りがちのお天気でした。

まずは家プロジェクトのチケットを買いに行きました。

家プロジェクトとは、本村地区の古い家屋を改修し、アーティストさんたちが家の空間そのものを作品化したプロジェクト。

現在、「角屋」、「南寺」、「きんざ」、「護王神社」、「石橋」、「碁会所」、「はいしゃ」の7軒が公開されています。

「きんざ」は事前に要予約なので、今回はそれ以外の6軒に行ってきました。

こちらが家プロジェクトのチケット(「きんざ」以外の6軒が観賞可能な共通チケット)。

 

チケットには地図のほか、このように各プロジェクトの紹介写真が載っています。

チケットを買いに行く途中で、直島のマンホールを見つけましたおでかけ先での恒例の写真ですね。

描かれている花は、直島町の花「山つつじ」だそうです

(つづく)