昨日は母と歌舞伎座で観劇でした
今回は「昼の部」だったので、地下の木挽町広場でお弁当を調達
同じフロアのTULLY'Sでハニーミルクラテを買い、水筒に入れてもらいました
このTULLY'Sの飲み物提供台には、かつての歌舞伎座の大屋根で使用されていた「歌舞伎座瓦」がありました
今回は「四月大歌舞伎」
中村翫雀改め四代目中村鴈治郎さんの襲名披露公演です。
昼の部の演目はこちら
一、 玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記(ごばんたいへいき) 山科閑居の場
二、 六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
三、 玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋
※玩辞楼十二曲(がんじろうじゅうにきょく):初代中村鴈治郎が撰んだ成駒屋(中村鴈治郎家)のお家芸。
今回はイヤホンガイドを借りました
この他、字幕ガイド(日本語・英語)もあるようです
一幕終了後、約30分の幕間でお昼ごはん
こちらが私の買ったお弁当
そして、こちらが母が買ったお弁当
どちらも食べやすくて、幕間に食べるにはもってこいでした
さて、観劇のお話(みどころは歌舞伎美人HPをご覧ください。)
一幕目の「碁盤太平記」(近松門左衛門・作)は、なんと40年ぶりの上演だったとか。
大石内蔵助の心中を巧みに描いた作品で、これが面白かったんですよ、とても。
また観たいけど…次は40年後なんていうことはないですよねぇ
つづいて、二幕目の「六歌仙容彩」。
「古今和歌集」に和歌の名人として記された六人を六歌仙と称し、五人の歌人が小町を取り巻くさまを描いたお話です。
役者も舞台も衣装も…とにかくすべてが豪華
所作、しぐさ、足運び、身のこなし…どれも本当に見事なものでした。
ああいう動きのできる方々は、武道をなさっても相当なものだろうなと、舞台を見ながら思いました。
最後、三幕目は「廓文章」。上方和事の代表的な作品だそうです。
ここでようやく四代目中村鴈治郎さん登場劇中に襲名口上がありました。
お父様である藤十郎さんの「夕霧」をお相手に「伊左衛門」を演じた鴈治郎さん。
鴈治郎さんはインタビューで「自分が30年後にあんな重い衣裳で立ち座りをと考えると、恐れ入るばかりです」と仰っておられました。
夕霧の衣裳は相当な重さなんでしょうね(全部で数十キロあるとか…)。しかしそんなことを感じさせない、あの立ち居振る舞い…。
藤十郎さん、現在83歳ですからね。やはり役者さんはすごいです
観劇を終え、東銀座から銀座、有楽町エリアにかけて、ちょっとお散歩
歌舞伎座のすぐ近くで、ゆるキャラグランプリ2014で優勝した「ぐんまちゃん」に出会いました
石川県アンテナショップの前には「ひゃくまんさん」
高知県アンテナショップの前には「坂本竜馬さん」
この界隈をお散歩していると、色々と出会えるものですね
少し早めの晩ごはんは、シンガポール発のチャイニーズのお店へ
細切り芋の冷菜
カイラン菜のあっさり塩炒め
豚肉の中国家庭風甘味噌炒めクレープ添え
どれも美味しかったのですが、やはりなんといってもこちら
見た目もステキな8種小龍包
オリジナル、高麗人参、フォアグラ、黒トリュフ、チーズ、蟹の卵、ガーリック、麻辣の8種類です。
私はフォアグラ、チーズ、ガーリック、麻辣をいただきましたが、どれも美味しかったです
これはまた是非食べに行かなくては
最後のデザートは、正式杏仁豆腐
ドラゴンフルーツとミントのソースの下には、ふるふるの杏仁豆腐
とてもさっぱりしていて、美味しかったです
ちなみにここでいう「正式」は、杏の種の「仁」の粉末(杏仁霜)を使用した本来の杏仁豆腐、という意味らしいです。
アーモンドエッセンスを入れて作る杏仁豆腐も多いですからね。それと区別しているということなんでしょう。
素晴らしい公演の後に、美味しいものもいただいて、大満足の1日でした