当地も日中は30℃を超すことが当たり前になったので私は半袖に衣替えした。寒がりの私にもとうとう夏が来た。
無料入浴券があるので隣町の銭湯に走った。今日も駐車場はガラガラ。
先客は私を入れて5~6人ほどでよく似た年格好のお年寄りばかり、広い浴槽に浸かったままみんな無口で動かない。壁の上に富士山が描いてあって翼を付けたスーパーマンも飛んでいる。いいねー、この別世界のような雰囲気、私は好きだ。
こんなに客が少ないのによくやって行けるものだと感心して、回りを眺めて見れば、随分前からエアコンは「修理中」の紙が貼ったままだし、
鍵が壊れて使えないロッカーもアチコチあるみたいだが、どうも修理に向かう意欲が感じられない。番台のおばさんもあちこち動き回っているようだし、見るからに経営は苦しそうだ。
ひよっとして廃業するかも知らん、それは困ると思いつつ、眼を上げたら「オシメをしたお客はお断り]の貼り紙見付けた。そこで私は納得
「ははーん、おばさんはオシメとその付着物の調査をしているのだ」
秋になったらまた来るよ、もう長くないなこの銭湯は・・・
本日も平穏なり