白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

宅配弁当の倦怠期

2017-03-17 07:57:39 | 日記

インターホンのチャイムがなった。何時もなら「押し売りお断り」と受話器を置くところだが、若い女性の声だったのでどんな美人がきたかと玄関に出てみれば、若いお母さん風が笑顔で立っている、スマートでお洒落な装いだ、嬉しくなってお話を聞くことにした。

セールスウーマンはカタログを見せて色々説明してくれたが、如何せん現在私は「がはは」と豪快に笑う伯母さんの弁当に操を立てて居る手前お断りした。それでもセールスウーマンはまたお邪魔させていただきますと名刺を置いていった。

大分前から私はがはは伯母さんとこの弁当に飽きが来ている。一番の理由は三年近く同じ弁当を食べていることかな、もっと脂肪と塩分の効いた元気の出る惣菜が食べたいのだ、今の病院食のような味付けのお惣菜とおさらばしたいのである。

すると、私の中のもう一人の私が呟く「ほな、自分でこさえたらどうやねん ! あんたは自分で作るのが嫌さに宅配弁当にしたんやおへんか」
うーん。
そんなわけで私はもう暫くの間伯母さんの弁当の世話になることした。

昼過ぎに伯母さんは何時もの弁当を持ってきた。「和尚さん玄関が開いてますよ」と言いつつ現れた伯母さんの目は午前中にセールスウーマンが置いていった名刺の上に光った(様に見えた)。ライバルの名刺に直ぐ気づくなんて流石のプロ根性、女の直感かな。

伯母さん「玄関は締めて置いた方がいいよ悪い奴が居るから」私「どんな奴」「ストーカーとかさ」「えー!俺は大丈夫だよ」「ううん、最近は女のストーカーも居るらしいし、私だって分からんよ 、がははー」

おっとしまった、今日はバレンタインチョコのお返しを渡す積もりだったのに。


本日も平穏なり