白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

この秋 私の読書スタイル

2016-09-03 16:29:15 | 読書

今朝は半ズボンの膝が少し冷たいので長ズボンを引っ張り出して散歩に出る。
景色は昨日と同じなのに早朝はすっかり秋である。

ブラブラと歩き家に戻るが腹の方は空いたと言わない。
テレビを見ながら太鼓腹を揺すってみる。まだ脂肪の蓄えはたっぷりである。

私は先月また年を重ねた。
周りには勿論内緒、もう、誕生日なんて要らない。

「欲しい人がいたらくれてやりてーくらいのもんだ」と
故古今亭しん生師匠なら噺だろう。

誕生日には「おめでとう」「おいくつにおなりに」「まだまだお若い」
の世辞攻めには返事に窮するので、
いつも誕生日をぼかしている。

スポーツの秋、芸術・読書の秋と弾んでいたのは現役時代の事で

近頃はまず文字が読めなくなった。
と言うより内容の比重の軽い書物に目が向く。

もう、三島由紀夫やドストエフスキーに手が伸びないのである。
何かよい知恵はないものかと子供に相談して教授されたのが《青空文庫》である、

と言っても新発見でもないらしい。
世間では周知のアプリを私が知らなかっただけらしい。

ともかく私はこの《青空文庫》という優れものに飛び付いた。
まず文字が大きく出来るところ気に入った。しかも無料である。

「我輩は猫である」がタダ、しかもタブレットの中には何百冊もの無料の蔵書が詰まっている、
どうして無料になるの?現代社会は実に奇々怪々である。

ひょっとしたら大きな陥穽があって私は気づかないのか、
と不安を感じつつも、
目下新しいオモチャを貰った子供のように《青空文庫》に夢中である。

なお《青空文庫》で読めない本(著作権が保護されている本)等は
今までどうり公立図書館の蔵書を借りている。


お わ り