お寺めぐり、行ったり来たりで堂堂?めぐり。
唐招提寺 鑑真大和上
日本からの招きに応じたが、不幸にも数回の渡航失敗で失明、そのハンデキャップにも屈せず六度目の航海で日本に。その生涯は井上靖が小説「天平の甍」に詳しい。この寺、鑑真か開いた名刹。
金堂(国宝)
南大門から正面を拝する、10年間の長き修理を終えた(昨年の9月に完成)金堂の威容が迫ってくる。中央にご本尊盧舎那仏坐像、向かって右に薬師如来立像、左に十一面千手観音その他六仏像を含め国宝の山に魅了された。人の数も偶然か少なくゆっくり楽しめた。
この寺を訪ねるに足の便は良い。近鉄奈良駅からバス、唐招提寺前で降りればすぐ前が山門。近鉄西ノ京駅から薬師寺を拝観して歩いても数分、静かな寺町です。
鼓楼(国宝)
本来はお経をしまっていたらしいが、鎌倉時代に再建されて以降「鼓楼」と呼ばれている。何故?
宝蔵(国宝)
経蔵(国宝)
この右手の校倉造りの倉が日本最古の校倉と聞く。これを見て正倉院への思いが楽しみをわかせてきた。その他講堂、地蔵堂、戒壇、礼堂などもそれぞれに趣があった。
振り返り一礼、その先に松に囲まれて、そして萩とウメモドキに包まれた金堂が・・・。
どこからの姿も人々を安心の世界に引き込む力が感じられた。
旅をして感じたこと、バスを利用されて訪れる方が多い、その瞬間に出会うと大混雑、旅の時の運不運を感じます。更に一番支出項目の高いのは、拝観料。功徳を沢山いただきたいと思えども、修行の足りぬ身には、無理か。
明日は大仏を紹介して見たい。
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