フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

竹の子(筍) 08・06-(2)

2008年06月26日 | 山歩き、信貴・生駒方面
  「真竹」の竹の子のアク抜きをしてみました。 

本日は定例の歩こう会。 今回は2名だけ。
天気がいまひとつ。
傘にするかドシャブリ用にカッパが良いか迷いつつも
傘を入れて出発。 そのせいか今日はハイカーも少なかった。
結果は、全般的に1日中曇り、午後より時々晴れ。

本日は「真竹」の竹の子を採ってきた。
我が家では「真竹」の筍の料理は初めてである。
別名「苦竹」と呼ぶ地方もあると情報で聴いていたので乗り気なく
長い間自らは手出ししなかったものだ。

初期(採取)の感想として。
小豆大の破片に切り取り味見する。
採った直後は甘くて苦味は殆ど感じない。苦いとの情報が信じられなかった。
しかし時間が経つにつれ苦味が増し5時間後の確認では
苦くて口が曲がりそうになり吐き出した程だ。
更に、硬くなるのも早い、軟らかい所で折ってくるのだが、5時間後の
確認では硬くて6~10センチ程度切り取った、特に節の当りが硬く
変身していて(2・3節分の長さ削除)まるで竹のようだった。

我が直感で、緑色が乗っているは避け黄色いものばかり採った。
途中でハイカー仲間からもらったものは緑が乗っていた。
色は違っても軟らかいのでどれも皆同じだ、と教わった。

だが実際は違った。これらはより苦くより硬く成っていく。
このアクの成分は、後々舌に残るから渋味と思われる。渋味は
アク抜きをしても容易に取り切れない。微妙な残りはこれも風味の
内で美味しいと感じる方は良いが、我が好みでは嬉しくない。

更には、筍はケッコウ重たい。一旦採取すればコース最終まで
提げて山登りすることとなる。 重たくてヘトヘトだ。
帰り道で採取できれば理想だが。そんなウマイ話は無い。
みすみす、家に持ち帰り硬くて捨てなければいけない
部分が出るなら、初めから削除し捨ててしまいたい。
感覚なので難しいが、爪を立てキュウリの硬さ程度ある部位ば
もうダメだ。

これで筍の採り方も解った。
採取時の軟らかさの感覚と色目だ。爪先で容易に切り取れる軟らかさ。
採った(折った)時点で、根元の所が黄色でなく緑がまわっていると
時間経過と共に苦味が強くなり更には硬くなるので、これらは排除
したい。(緑色=葉緑素=アク(渋味)の量?)。
緑色なら濃くなく、薄い方が良い。
皮の付け根の色は白っぽいのが良い。


知り合いから戴いた情報をもとに 風味の残るアク抜きのテストを
してみました。

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↓文字が読みづらい場合クリックで画像を大きくして更に、
画像にマウスを置くと右下にこのようなマークが出る
のでココをクリックして下さい、なんとか文字が見えるように
なります。
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このような表を作成していると現役の頃を懐かしく思い出す

アク抜きテストの結果。
アク抜きをコントロールして風味を残すことが
良いのではと思っている。

「真竹」の場合 ⑤までが良さそう。
味見した瞬間は甘く美味しいが数秒後に ホロッとしたエグ味が
感じられる程度。

「淡竹」の場合 ④までが良さそう。
あまり時間をかけずに熱いうちに取り出すのが良い。
それ以上アク抜きを続けると筍本来の風味が損なわれ、香り少なく
単なる旨味だけとなってしまう。

筍は同じ山で採取してもそれぞれ味は異なるので
当、山の物に限りとしておく。

ちなみに我が家では、沢山食べる関係で、アク抜きは 表の
予備又は予備の+予備までの、これでもかコレデモカと
云う程長時間(12時間~24時間程度)水に晒す。
徹底してしつこく行う事にしている。
従って風味等は少ない。


↓ 淡竹に付く憎ッキ虫。今回も3本がこの虫にやられていた。

以前淡竹の筍は虫さんが多いと書いた事がある。
あまり正確な表現では無い事が最近解った。

淡竹の竹薮に入り20本程度筍があった、その内19本が虫食いだった。
アチコチに点在する数箇所の竹薮も同じく虫食いがメチャ多かった。
これを見て私は虫食いが多いと思ってそう書いた。

知り合いによく聞いてみると、淡竹は甘味が強いので虫食いが多い
のは事実だが。探しに行って虫食いが多のは、先に採りに来た者が良い
物だけ皆採って持ち帰り、虫食いだけ採らずに放置されているからだ、
後から藪に入った者はソウ思ってしまう。遅くとも朝7時には山に
入っていないと何も取れないと云われた。
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筍に関し大収穫があり、記念すべき日となった。
筍を、何時来て採っても良いと持ち主から許可を戴いた事だ。
これで、採取許可を戴いた山はワラビ山2箇所含め5・6箇所となった。

何時通っても誰もあまり採らないのか沢山筍が生えている竹薮がある。
立ち入り禁止の看板と有刺鉄線が張ってある藪だ。
今日はたまたま、オッチャンが山の手入れをしていた。
(正確には、手前に畑が有ってその間にある土手の草刈や侵食して
きた竹の伐採をしていた)

チャンスとばかりに採らせてほしいとお願いしたら
快く許可をくれた、取り方も教えてくれた。
「真竹」や「淡竹」はいくら採ってくれてもかまわないが
この奥には「孟宗竹」が広がっていてここは困るといわれた。
正面と左側ズートは全て家の物、右手の方土手の上から右側は他所の
持ち物なので間違って入らないように。
「孟宗竹」がほしい場合、奥の方に車が通れる程の道がついていて、
その道まではいくら採っても良いと許可をもらった。

滅多に会えないので、毎年勝手に取って帰ってもよいかと念をおした。
もう放置している竹薮だから自由に取って帰って、と云われた。
このように、勝手に取らずに一言声をかけてくれたらいくらでもあげる、
とも言ってくれた。

この竹薮、たまに「許可をもらって採っている」と云う方達を見かける。
私も許可がほしいと思っていた。 その旨お話したところ。
許可を出したのは今回私達2人が初めてらしい。・・!!!。

毎年親戚や近所の方が度々もらいにくるが。この場合は車で降りたら直ぐ
の道のそばの藪で綺麗に管理した もっと太い立派なのが取れる場所を
開放してやっているとの事。

竹の子(筍)のまとめ
個人的な好みである。

「孟宗竹」「淡竹」「真竹」等を知っている、その中では。
夫々生える時期が1~2ヶ月づつズレているのでその時期折々
に楽しめば良い。

①「孟宗竹」は、美味しい~特に美味しいまで幅広く、使い勝っても良く
 無難な品種である。
 但し、我々一般人の入手出来る頃には鮮度が落ちていて、特に美味
 しいにはありつけない。

②「淡竹」は特に甘味強く美味しいが細いのが多く使い勝ってやや難、
 更に、煮崩れしやすい為、料理の見た目で「孟宗竹」に劣ると云う
 欠点がある。
③「真竹」美味しいが、細いのが多く使い勝ってやや難の上、鮮度の
 面で足が速いので、初めての者にはコツを覚えるまで大変だ。

風味とかの 旨味・香り・歯ごたえ等は、脳の錯覚の域まで考慮する
必要がありきりが無い。 これらは我が全く関知しない領域である。
風味等無視して完全にアク抜きをすれば、物足りない面もあるが、
どれも同じで美味しい。



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