
やや派手目の最上柄というところ。朝日殿はこれくらい派手目が好きだ。
これは、何代目かわからないぐらい多く集め、ヤット手に入れた優良株。
四季による縞柄の変化や美しいルビー根を混じえる等、やはり只者でない。
我が家の お気に入り の株である。
富貴蘭と云うものを意識した頃、気が付いたら超ジミ柄の「朝日殿」が何故か我が家に
一株あった。古典植物とのことで珍しく、無意識に入手していたようだ。
それくらい何処でも売っているという購入し易い流通環境がありがたい。
マウスオン不調。これにすると画像が消える、スバム対策で狂ったか?
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マウスオン回復後の追加
以前は、この「朝日殿」を「金兜」と偽って販売した業者が多く見られたものだ。
富貴蘭と呼ばれるものは作場により品種判定が困難な場合が多い。
従って品種を間違うのは仕方が無いと思われる。
品種を間違ったのでは無く、偽った処に問題がある。
バブル後半~平成6年頃にかけて沢山のにわかベテランが出てフウラン販売を始めたが
現在では店を閉めたか又は細々・・となった。
買った品種が偽者と判定出来て交換してほしいと持っていくと、判定出来る頃になると
「売った覚えが無い」とこうなる。
更にはとりまき者数人がチャチャをいれる。「店主はベテランなのでこのような偽者を売るはずがない」
、とか「よそで買った偽者を引き取らせようとするとんでもないことをするお客やナー」とかだ。
「お客さんもこのようにゆうてる、品物持ってトットト帰りヤ」。となるのだ。
店を始めた10年程はカナリの人気にて、偽者を数種売っておきながら顔を合わせると
「マイド」と得意げで大きな声が返ってきたものだが、現在はお客が寄り付かない、味方となって
援護してくれていた、とりまき者、数人も今はいない。
顔をあわせると目を逸らす。
当然の成り行きだが10年間と云う永い間淘汰されなかった間に被害者が多く出たと推測される。