フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

ラカンマキ(槙)の雌木、マキの観察(2/3) 09・09

2009年09月13日 | ◇その他の木々
  実の生る “ラカンマキ”  を入手しました。 
      (9月5日)

実の生る“ラカンマキ雌木”の挿し木苗(1年生苗)を買いました。
メチャ小さい。

いよいよ、還暦からの再挑戦である。


今回購入した苗は“ラカンマキ”本物の実の生る雌木の方。

↓ 届いた内梱包の状態。


↓ 内梱包解除。
  背丈12センチと14センチ
  (送る苗は20センチ内外と記されていたがだいぶ小さい )

  良く葉を観察すると「ラカンマキ」特有と思い込んでいた新葉の葉裏の
  やや白ポイ感じ(銀性)が無い。 栽培環境の違いか?。


↓ 1本のみながら既に実が生っていた。
 入手直後はこのようにやや赤味が強い色をしていた。

気の利いたお店(担当者)。実の生る(羅漢の生る)物を強く要望したら
その物ズバリの羅漢形の実の付いたのを選んで送ってくれた。
通販では不満が多いが、久々出会った良心的なお店にて嬉しい。




↓ 自家挿し木苗右2鉢(1ヶ月前挿し木実施)と、今回入手品の記念撮影。

 “ラカンマキ雌木”をヤット見つけ枝を頂いてきて挿し木を行った。
 うまく発根してくれれば良いが

今回の苗は挿し木失敗時の安全の為、予備として買った。

 左2鉢が今回の購入苗、右2鉢が1ヶ月前の挿し木したもの。
<ahref="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/19/0357a55a5623197e9efad753b6d70486.jpg">



< ちなみに >

↓ 2年前の自家挿し木苗

 剪定業者までもが、珍しい“ラカンマキ雌木”だから大切にするように
 と言ったという、
 いわゆるプロからの保証付きの株の枝を、見ている前で折って採ってもら
 ったので間違いは無かったが、 もらってきて挿し木したところ。2年半
 経つと本性を現したか「イヌマキ」の雌木だった。
 残念。



昔、約30年程前の家屋新築時、庭木を植えたいと「ラカンマキ」の
実の生るのを探して植木市から生産者まで、アチコチ植木屋さんを廻った
ことがあった。運良く比較的近い所に培養販売の植木の生産地がある。


実の生る「ラカンマキ」どころか、殆どの植木屋さんでは「イヌマキ」
ばかりで“ラカンマキの雄木”さえ売られて無かった。

一軒だけ“ラカンマキの雄木”が有った。
培養中で売り物でない、背丈3・4m程の15~20年生の若木が30本程
畑に植えられていた。

実の生る「ラカンマキ」の雌木は存在しない、いくら探しても有るわけが
無い。 と言われた。

売り物でないが、自分で掘って持ち帰りしてくれるなら、今回に限り
1本だけ特別に売ってやってもいいと言ってくれた。

プロに、「雌木」は存在しないと言われれば、「雌木」は諦めるしか
なかった。 「ラカンマキ」が有っただけ幸運だと思い、購入を決めた。

その後30年程育てたのが画像の木である。
(現在は、ラカンマキは多く見られるが、当時はまだ珍しかった、
成長遅く商売に向かないとのことで取り扱う業者が殆どいなかった。

特に、在庫無く売ってないお店に限り、ラカンマキは庭木には向かない、
止めといたほうがいい、と教えられたものだ。)


↓ 挿し木5・6年生苗を買って10年程培養したという苗(約15年生)
  を買ってから、我が家で30年程育てたからこれは約45年生苗。

  コケ順に拘り、芯(幹)の建て直しをしながら伸ばしたので 更に成長
  が遅くなっているが、根元から1mくらいまではかなり太っている。

  まだ養成中にて、放任栽培している荒木。 
  仕上がるまでにはあと15年程かかりそう。



話は戻るが。
今回買った苗を、背丈4・5m程の庭木に完成させる気は無い。
子供に培養を引き継いでもらっても期間が足りず ダメカモシレナイ。

背丈4・5mの大苗を見つけ、途中で乗り換えるつもりでいる。
ただ、誰かさんが造った完成された木を買う気も無い、こんなのは全く
嬉しくない。

荒木を買って自分流に創作、造り込みたいと思っている。


<おまけ>
現在はまだ「ラカンマキ」の認知度は低い。

この間、植木屋さんを訪れた時。「イヌマキ」を買いに来ていたご夫婦
がいた。2m程の小さなのが良いと求めていた。
希望の物が見つかったのか契約して帰った。

帰り際私の方を見て、ヤット決まりましたと喜んで笑顔で挨拶してくれた。

私は、小さなのが希望というのにナゼ「イヌマキ」に拘るのか不思議で
訪ねてみたところ。
この方は、“マキ”と云えば「犬マキ」と「高野マキ」しか無いと思って
いるらしい、「高野マキ」は最近買ったのとで2本有るからモウいらない
ので、間違えられたら困るから「犬マキ」と強調したらしい事が分った。

植木のことから何から何まで良く知っている知人がいて、
間違えられたら困るから「犬マキ」と言うようにと、物知りの知人から
教えられて来たらしい。


契約後では何も言うまい。
希望の品が見つかって良かったですネと、言って別れた。




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