植木市(2)-1の続き。
植木市(2)があまりにも長すぎたので一部を重複させー1とー2に分割した。
目的の富貴蘭専門店のひとつ。 植木市(2)-1と重複部
お土産はフウラン「新月殿」。
この品種は「羆覆輪」の幽霊葉になった仔だ、栽培はトコトン手ごわいが教材
のつもりで買ってみた。
付け加えるなら、やらないうちから枯らすという結果は見えている品種だ。
以前「羆覆輪」の派手柄でやや弱った株を割安だったので無理して買って育てた
ことがあるが、最後まで株に元気が出ず、出てくる仔供は「新月殿」ばかり。
5年目くらいには枯らしてしまった苦い経験がある。
私の場合「羆覆輪」や「金牡丹」の木勢を落とした割安品を育てるのはトコトン
下手なのだ。まともで元気な株は高くて手が出ない、それいらい怖くてこれら品種
には手をだせないでいた。
従って「新月殿」ともなるとやらないうちに直ぐ枯らすという結果はでているのだ。
当時に比べ値段的には5分の1くらいまでに暴落していて、値段が下がると皆が
保有できるようになり珍しさがなくなる、すると誰も注目しなくなるのだ。
そこまでいくと何故かほしくなくなるのも不思議だ。
余談だが。値段が下がり熱が冷めそれほどほしくなくなった「羆覆輪」や「金牡丹」
だが安くなったので勉強用に昨年より少し集めてみた、「金牡丹」だけは縞に拘る
とまだビックリするほど高いのだが。
皆の目が「金牡丹」から今度は「月笙」の方に向いている。私はそこまで背伸
びしても転びそうなので、安い「金牡丹」でガマンし良さそうな品を探しているのだ。
さて本題の「新月殿」のこと。
お遊びにどうかと言われて買ってみたが早く枯れてしまい遊んでもらえそうも無い
又、既に忘れられた存在なので気が付いたら枯れていて鉢だけ残っていたという
パターンにならないよう我が家に来たからには気をかけれやるつもりだ。
販売品の状況だが、値段的には安い方から3000円・5000円・7000円と順次
上がっていく。
前回、これから始められる方のお勧めは金額は4000円程度止まり、
と書いたが現物は3000円しか無かった、品定めの結果3千円ではあまり気に
入った物が無かったので、 お勧めは5000円程度までと訂正だ。
くれぐれも間違いの無いように云いたいのは富貴蘭専門店での話しであって
それ以外のお店では品種違いが多いので5000円も出して買わない方が良い。
品種違いとは3千円くらいの品種を5千円くらいの品種として買ってしまうことだ。
フウランは作り方によって品種判定が困難な場合が多々ある。
特に捨て作りといって山フウランのような形状にしてしまうと本芸という特徴が
顕著に見えなくて高い方の品種にされてしまうのだ。
富貴蘭しか扱ってない専門店で買えばまずそのような間違いはないものだ。
「錦帯冠」が38万円で出ていた。(花画像)。
似た品種にこんなのやこんなのがある。
この品種は、花物では現在注目度ナンバーワンであるが、私は現物の花を確認
していないのでわからないところがある。マンポウ流独特の拘りに満足するかだ。
良ければ得意の手を使うのだが。
写真で見るかぎりいま一つ気に入らないところがあり好きになれないのだ。
好きになれない以上、値段的に一桁ゼロが多い、このゼロが取れたら即買いな
のだが。
まず知人に紹介して買わせ確保する、その後しばらくすると仔供が我が家に
やってきて棚におさまると言う、得意のやりかただ。
知人がいらなくなったら親までやってくる場合もある。
たしか素一本で15mでした。
荷主は私の知人で、割れる仔があるか聞いて
見ましたがありませんでした。
私の見た物はかなり高目でしたね。
これが交換会との違いかも。但しこれでも迷っていると売れてしまうのでほしいなら見たら即買うのが鉄則と思っています。個人的な好みですが花はやはり「曼珠沙華」の方が遥かに好きです、花弁と優雅に舞う距とのバランスが良く清楚な中に華麗さが出ているからです。
本音で云うなら両方あれば嬉しいですが。