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フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

ツクバネ 鉢植の大株(その2)

2006年11月29日 | ◇ツクバネ
 ツクバネ鉢植えの大株を見てきました。その(2)です。
      前回が長文となり分離させてみました。

ツクバネ鉢植え大株に対する我が素人目の評価。

今回の大株を観察して致命的欠点が分かった?。

宿主の木とツクバネの木の植え付けが近すぎる。
宿主の幹外周より1~3センチしか離されていない。

既に枯れ込みや立ち枯れ含めた死滅が3~4割り始まっている。
何れは近い将来、枯れてしまう運命にある、それが4・5年かそれとも10年持つか?。
アカンタレの見本である。品質相応の価格でないのだ。

移植・宿主の交換が必要だが、ダメモトでこれにトライ出来る、それ相応の価格なら
アカンタレは卒業できるのだが。

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   4枚画像です。
マウスオン後の2枚目画像を左クリックで3枚目画像、更にその
3枚目画像をWクリックすることで、4枚目画像が現れます。


宿主の木は大きくなるにつれて根の中心部分は役目をしなくなるものであるのに対しこの
役目をしない根のそばにツクバネが植えられている。
特に、鉢等の限られたスペースに植えつけると根の行き場所が無くなり幹直下部付近は細根
で覆われる。これにより水の通りも悪く根や土はほぼ一体化し炭化し鉢土が締まって
コチンコチンの硬い土となる場所だが、この硬くなる死に体土の場所にツクバネが植えられている。
最悪の場合、水の通り悪く
水を遣っても、乾きぱなしにて新鮮な空気も殆ど通らない場所だ。

宿主が小さい間は間隔的に最良だったが、16年~20年生と大株になった場合は最悪だ。
更には、近すぎると、宿主の根と根の増大によりツクバネの幹が締め付けられ圧迫され栄養や
水が廻らなくなる。
これでは枯れ込みや立ち枯れが発生しても当然と思われる。

助ける道はほぼ無い。

このコチンコチンに締まり詰まってしまった場所からツクバネを取り出さしてやらないと
救えない。
取り出すと云うことは、寄生結着を剥し、宿主の幹からツクバネを離して植え直す、要は移植だ。

一時も早く地植えである広い大地に植えてやることで運がよければ救われる可能性もあるかも。
3センチ以上離れていて運良くコチンコチンとなる死に体化範囲を外れている場合だ、
この場合はまだ土が軟らかいのでその方向に新根を出し逃げ出せるチャンスがある。

実際この鉢をバラシテ中身を観察したわけでなく、あくまで想定だが、ぼぼ間違いなくこの辺り
の土は年々コチンコチンに硬くなっていくはずだ。

プロが20年近くかけて育てたらしいが、やった事とはとうてい予想もつかない初歩的なミスだ。

そのうち誰かがこの欠点に気が付くはずと思うのだが。

1・2年生苗を沢山見てきたが改善されたものはまだ一鉢も無い。

生産者や生産地域が異なるのか。モミジ・タイサンボク・ヤマボウシ・ヒノキ・松・夏椿、等
、宿主の木は色々なものが使用され売り出されているものを、約数10鉢は確認した結果だ。


観察しているとこれらの基本的ミスがケッコウある。

ツクバネは弱くてすぐ枯れると云うう情報は数えきれない程あるが、何故枯れるかの情報は
弱いからとしか云われてない。

最近、たった1人の情報だが、栽培環境が悪い、暑過ぎ と云われた。
枯れる主要因は、多分8割方この暑さだとは理解できた。

だが、よく枯れるのは、本当にそれだけなのだろうか。
後の2割で生き延びる道はないのだろうか。

これらのミスを何処かで一杯している為ではないだろうか、と疑問に思うのである。

ツクバネ 鉢植の大株(その1)

2006年11月28日 | ◇ツクバネ
 ツクバネ鉢植えの大株 を見てきました。

知人より。
ツクバネの大株が展示されているのを見た、全て売約済みとなっているたので早く行けば
まだ置いて有るかも知れないので、観賞だけなら出来そう。
との連絡をもらい早速見に行ってきた。
    すべて売約済みのシールが貼ってある。

宿主であるヒノキの背丈だけでも最大1.7mも有りそうな。
これ以上大きくなると、とうてい私には重くて持ち上げられそうもない。

あまりの大きさにビックリした。
現地では、鉢植えでもここまで大きく枯れずに育つものだと感心する。

大株だけどプロペラが見えない、葉もなんにも残ってない痩せた木だけがヒョロヒョロと
伸びていて、なんだか寂しい。

この株もよく見ると各鉢に2・3本づつの立ち枯れがある、ジックリ観察しないと同じ色なので
区別は困難だが、枯れた木は軸が収縮して表皮だけが剥がれ浮きあがりブヨブヨしているし
来春用の葉芽に鮮度が無くなっているので分かる。

これで雌木が枯れて無くなっているようなら最悪だ、危ない。
だが売れてしまっている。 

ちなみに。
以前も別のお店でこのような大株に出合った事があった。

初めての方よりコメントをいただいたことがある。
小さな苗から育てたいとの意味も理解出来るが、大きな株になればヒョットシテ丈夫かも
知れないので大株も探してみてはと言うことだった。それで探していた時だ。

2鉢あった。4本立ちと5本立ちなのに何れも2本は枯れ込んでいて軽く引っ張ると株元奥
から抜けてくる。地中根元で腐っているのだ。地上部5センチくらいから先が枯れ込んで
いる箇所も多い。

枯れているようでなんとなく雰囲気が違う、買うか買わないか決断の時。
仕方ないので軽く引っ張ってみた、容易に抜けてきた。
他のものはどうかと確認した、ブヨブヨした木は枯れていて皆抜けてきた。これは危ないと
思い、買わないことにした。見つかっては大変とまたもとどおり差し込んでおいた。

立ち枯れが2本も無ければ、たいてい1本以上の雌木が入っているはずだが、
どれが枯れたか分からない、雌木が枯れしまって無い場合もある、心配だった。

夫々の鉢で2本程木が枯れている、雌木は大丈夫か?。
と店主に訪ねたら、入っていると思うが仕入れただけなので分からない。
枯れたように見えているが、枯れて無い、来春には必ず芽が出てくると言う。

心配なら来年春か夏ごろには分かるからその頃確認してから買ってほしいとの事だった。
但し、このような大株はもう日本にはおそらくこれきりかもしれないから直ぐ売り切れとなる
と思うヨ、とも言われた。

夫々2本が枯れているのは確実なので、50%の確立で雄木ばかりの場合が存在する、
雄木ばかりなら即ゴミ箱行きとなる。
私の場合トコトン迷った、安いものでないから、そこまでの勝負はしなかった。

結局、店主の言う通り来春迄待って確認してから買う事に決めた。

しかしその株は、1週間後行って見たら売れてしまっていた。

要は見つかれば何でもとにかく、即買わないと買いそびれると云うことだ。


話は戻るが。
今回は幸いにも売り切れだったので、悩むことが無くてよかった。

大株の売り物はもう、日本には皆無と言う方が圧倒的に多かったが、トコトン探せばまだ
出てきそうだ。

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   4枚画像です。
マウスオン後の2枚目画像を左クリックで3枚目画像、更にその
3枚目画像をWクリックすることで、4枚目画像が現れます。



これでほぼツクバネ栽培の全貌が見えた。種を播き、育て、そこからこれらの姿が到達点となる。

このまま庭植えに移行するには適しているが、鉢でこのまま育てるには少々面白くない。

宿主が大き過ぎる又は、宿主に芸が無いのだ。
宿主が綺麗な花でも咲かせてくれると面白いのだが。
宿主には、情緒ある木姿となる幹筋や枝振りが必要だ。

ツクバネ栽培の終局は、何か強健な木を見つけ接木出来ないか、と考えていた。

ツクバネの特質を知らない素人の発想だ、いや発想ではない夢だ。
発想となるとあまりにもマンガ的だ。
ツクバネは木と言うが、木と草の相の仔のようなもので切断面粗く空気が進入し易く且つ
カルス形成が極端に鈍い。接木には最悪の特質だ。

接木する相性の良い相手は、見つからないかも知れない。
接木するなど聞いたこともない。何故接木が出来ないのだろうか?。

だが、これが可能となれば宿主である木が不要となるのだが。

昔からあるツクバネにいまだに接木が聞かれないのは多分無理なのだとは思う。
昔の方は偉かった、これを越えようとはとうてい思わない。

何故接木出来ないのかだけでも知りたいと思っている。

やりたいことは一杯あったが。
6月末頃より10月末まで涼しい田舎に移住させる又は、冷房の部屋で管理する等が最低限の
必要条件らしいが。このような暑さ対策には打つ手が無い。

これをやらないと2・3年又は4・5年で枯れるらしい。
この頃、
急に枯れるのではなく、元気を回復することなく年々少しづつ衰弱していくということらしい。

従って。今保有している株は枯れるまで、精一杯頑張って育てるつもりである。

その(2)につづく

ツクバネの温室テスト(2)

2006年11月19日 | ◇ツクバネ
ツクバネ 栽培の温室テスト(2)

(1)葉色の黄色ポさのナゼと促成栽培の可能性、確認。(前回分

(2)種からの発芽をより早く出来ないか。 (今回分)

この発芽促進テストも、温室が使えなくなった関係で1ヶ月という短期間での確認となった。
当初は温室で育てれば、1月頃発芽が確認出来る予定だったのだが残念である。

結果だが。
1ヶ月ではまだ発芽していなかった。
心配した種の腐りも無く上々である。
青かった種が黒くなっていた、発芽抑制層が出来てしまった。


種の播き方には3種の方法があるようだ。
①直接、宿主の根元に蒔く。
②別途保管(仮蒔き)し、根・芽出しを確認出来たもののみ蒔く。
③別途苗まで育て、その後宿主の根元に移植する。

今回投稿分は、①の直接宿主の根元に播いた。

宿主とする木を何にするか迷った。
別の苗は大好きな「金キャラ」にした。

今回分は、調査の結果モミジとの相性がよりましのようなので、落葉樹は好きでなかったが
これに決めた。落葉樹は散る寸前が哀れだ、冬期はなんとなく寂しいのだが。

今回高級モミジを入手した。秋の赤が鮮紅色にて特に綺麗な品種らしい。
同じ頑張って育てるなら、ツクバネが枯れて無くなり撤退した後も楽しめるよう考えてのことだ。
モミジは水切れに弱く直ぐ葉先が枯れ込み先端がボロボロになるので見苦しく、あまり良い
品種はいらないのだが、より強健な山モミジの選抜品とのことだったので買ってしまった。

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   4枚画像です。
マウスオン後、2枚目画像を左クリック、3枚目画像を
Wクリックしてくださいオマケの画像が現れます。

4枚目画像、Wクリックオン後のオマケの画像。
今回、エクセルでマンガに挑戦してみた。
  思ったより、自由曲線がむつかしい。


ツクバネの温室テスト(1)

2006年11月18日 | ◇ツクバネ
ツクバネ 栽培の温室テスト(1)

(1)葉色の黄色ポさのナゼと促成栽培の可能性、確認。
(2)種からの発芽をより早く出来ないか。

上記2点の疑問を解消すべく温室栽培を行った。
温室は、無理を言って知人のものに預けた。

寒さも本格化し、知人も温室に入れるものが増えてきて、約1ヶ月で弾き出された。
フウランであれば、増え仔が何時かは御礼に行く事になっていて、冬中管理してくれるのだが。
ツクバネには興味が無いらしい。

最初の画像は宿主の木です。入手時から葉は1枚も残ってない。
温室に入れると芽が吹き出した。  促成栽培は可能と思う。

3枚目画像は、宿主がおもしろくないので別の好きな木を植えてみた、宿主の交換である。
時期的に悪いので、とりあえず同居させた。徐々に宿主の移行をしようと考えている。

下画像のツクバネの芽・葉であるが。
こちらも温室に入れてやると芽を伸ばし始めた。

黄色ポイのは肥料不足との仮定より、温室栽培で肥料攻めにしたが、新たに出た葉も黄色ポクなり
購入時付いていた葉色と似ている。
即効性を使い肥料攻めにしたが吸収されないのか、効果は見えなかった。

黄色ポイ葉のナゼは、テスト初期段階であるが、分からなかった。

基本的にどうあるべきかと問えば、自生地での葉色や葉厚が基本である。

購入品の黄緑・極薄葉に比べ、自生地苗達は緑濃く葉厚もある、暑いさや寒さに耐えられるように
出来ている、まるで「サカキ」のようだ。


業者は、鉢で育てると全て葉は無くなるし色も悪くなる、それが当然にて正常な状態なので問題ない、
皆さんよく枯らすから充分注意して育てるように。と主張するが。

何に注意するのかと訪ねると、水遣りを忘れる・逆に水のやり過ぎ等、が多いとのこと。
要はウッカリしてやってしまう、単純ミスを強調していた。バカにした話である。

私にはよくあるミスなので、反論はできなかった?。
但し、単純ミスが発生する場合は、その栽培に飽きがきてどうでもよくなった場合にて、頭のメモリー
から外されてしまっている時だ。
完全にマークしている間は命の次に大切なものとなるので単純ミスなど考えられない。

逆に言うなら、単純ミスさえしなければ正常に育つと受け取れる?発言だが。

しかしながらまだ納得できない。苗が正常とは思えない。問題ありだ。
要は単純ミスだけの問題ならいいが、業者と私の予測とではかなりの温度差がある。
当地区では、私より遥かにベテランと思われる方が何人も挑戦していて、全て2~3年で
枯らしている事実からすると。
単純ミス・・それだけではないような気がしてならない。

従って、やはり購入品は健全な苗ではなく何かの不具合がある苗であると思っている。

すぐ枯れる・弱い・むつかしい、とかの情報は多いが、初めのスタートから弱っている状況
では、栽培もむつかしいのは当然だ。

私のように全くの素人で初めての場合。
もっと健全な苗を探し育てたい。現状この世に健全なものが存在するかどうか不明だが。


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   4枚画像です。 マウスオン後、2枚目画像を左クリック、3枚目画像をWクリックしてください
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「ツクバネ」の苗木 ー2鉢目

2006年11月12日 | ◇ツクバネ
 「ツクバネ」 (衝羽根)の苗木が届いた、2鉢目。

  ※10月29日付けで投稿も、画像不具合にて凍結していた記事の再投稿分。

この間から育て始めた苗木の、枯らした場合の又は、雌木が出なかった場合の予備のつもり。

ツクバネは、背丈約4~7センチ程度が4本。
葉の色は前回より黄色ぽい且つ、既に落葉して葉があまり残っていない。
宿主の木は、背丈約23センチ程。既に落葉し、休眠に入っているようだ。
・・なで今頃休眠なの?。 前回購入分はまだ活動中なのに。

今回分は前回入手した分より値段は2倍した。

「雌木確認株を選抜して送る」とのことなので飛びついた。
良く読むと1・2年生苗らしい。 前回苗木との比較をしてみた。

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3枚画像です。 マウスオン後、2枚目画像をクリックして下さい、3枚目が現れます。

  ・・・雌木確認の根拠を確認しているところだが未だに返事が無い。

予備のつもりで強力な苗を補充したつもりだったが、予備の方が先に枯れそうだ。

人生こんなものか。
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とりあえず今回の苗(2鉢目)の植え替え終了。