
前回が長文となり分離させてみました。
ツクバネ鉢植え大株に対する我が素人目の評価。
今回の大株を観察して致命的欠点が分かった?。
宿主の木とツクバネの木の植え付けが近すぎる。
宿主の幹外周より1~3センチしか離されていない。
既に枯れ込みや立ち枯れ含めた死滅が3~4割り始まっている。
何れは近い将来、枯れてしまう運命にある、それが4・5年かそれとも10年持つか?。
アカンタレの見本である。品質相応の価格でないのだ。
移植・宿主の交換が必要だが、ダメモトでこれにトライ出来る、それ相応の価格なら
アカンタレは卒業できるのだが。
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4枚画像です。
マウスオン後の2枚目画像を左クリックで3枚目画像、更にその
3枚目画像をWクリックすることで、4枚目画像が現れます。
宿主の木は大きくなるにつれて根の中心部分は役目をしなくなるものであるのに対しこの
役目をしない根のそばにツクバネが植えられている。
特に、鉢等の限られたスペースに植えつけると根の行き場所が無くなり幹直下部付近は細根
で覆われる。これにより水の通りも悪く根や土はほぼ一体化し炭化し鉢土が締まって
コチンコチンの硬い土となる場所だが、この硬くなる死に体土の場所にツクバネが植えられている。
最悪の場合、水の通り悪く
水を遣っても、乾きぱなしにて新鮮な空気も殆ど通らない場所だ。
宿主が小さい間は間隔的に最良だったが、16年~20年生と大株になった場合は最悪だ。
更には、近すぎると、宿主の根と根の増大によりツクバネの幹が締め付けられ圧迫され栄養や
水が廻らなくなる。
これでは枯れ込みや立ち枯れが発生しても当然と思われる。
助ける道はほぼ無い。
このコチンコチンに締まり詰まってしまった場所からツクバネを取り出さしてやらないと
救えない。
取り出すと云うことは、寄生結着を剥し、宿主の幹からツクバネを離して植え直す、要は移植だ。
一時も早く地植えである広い大地に植えてやることで運がよければ救われる可能性もあるかも。
3センチ以上離れていて運良くコチンコチンとなる死に体化範囲を外れている場合だ、
この場合はまだ土が軟らかいのでその方向に新根を出し逃げ出せるチャンスがある。
実際この鉢をバラシテ中身を観察したわけでなく、あくまで想定だが、ぼぼ間違いなくこの辺り
の土は年々コチンコチンに硬くなっていくはずだ。
プロが20年近くかけて育てたらしいが、やった事とはとうてい予想もつかない初歩的なミスだ。
そのうち誰かがこの欠点に気が付くはずと思うのだが。
1・2年生苗を沢山見てきたが改善されたものはまだ一鉢も無い。
生産者や生産地域が異なるのか。モミジ・タイサンボク・ヤマボウシ・ヒノキ・松・夏椿、等
、宿主の木は色々なものが使用され売り出されているものを、約数10鉢は確認した結果だ。
観察しているとこれらの基本的ミスがケッコウある。
ツクバネは弱くてすぐ枯れると云うう情報は数えきれない程あるが、何故枯れるかの情報は
弱いからとしか云われてない。
最近、たった1人の情報だが、栽培環境が悪い、暑過ぎ と云われた。
枯れる主要因は、多分8割方この暑さだとは理解できた。
だが、よく枯れるのは、本当にそれだけなのだろうか。
後の2割で生き延びる道はないのだろうか。
これらのミスを何処かで一杯している為ではないだろうか、と疑問に思うのである。