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フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

ツクバネの魅力(1)

2006年12月30日 | ◇ツクバネ
 「ツクバネ」 の魅力 その(1)

鉢植え栽培に限定したツクバネ栽培の魅力。
半寄生植物であり、従来の一般園芸と比べるなら、性質の異なる寄生親とを一体として育て
なければならない、チョット趣きが異なる園芸である。

生態は解っているようであり、調べてみれば、正しい情報が何処かで曲げられて伝わっている
ようで正確性に欠ける、実際は何も解っていないという、謎だらけの植物である。
この解らない尽くめのところが、大きな魅力でもある。


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マンポウの独り言

2006年12月28日 | ◇ツクバネ
 ツクバネ自生地に行ってきました、2回目。今回は、正常苗の見極めです。

今後の検討用(比較用)標準苗を決めてみました。

前回行った自生地よりはまだ100キロ程南西側だ、それだけ我が家からは近いのだ。
自生状況の確認は場所を変え、最低でも4・5回は実行したかったが、もう疲れた。遠すぎる、
タクシーは行き先を言わないと乗せてくれない、行き先など適当で山を見た感じの勘なので
分かるはずがない。バス中から山を見た感じで次のバス停で降りる、降りてから里道を通り
山に登るだけでも1.5時間はかかる、日も早く暮れ暗くなるので時間が足りない。
もう充分疲れたので2回でギブアップだ。

ツクバネ栽培を始めるに当たり、常にそばに置いて比較すべく、標準(正常)苗が必要であり、
入手すべくズート探している?。この標準苗を手に入れない限り検討は進められない。
標準(正常)苗がどの様なものか正確には知らない、従って又自生地の苗の状況確認に行って来たわけだ。


通販の場合、今にも死にそうな苗を業者から普通だと言われ購入し。それを枯らしたとか、良く枯れるとか
又は、弱い品種だから良く枯らす、と言ってもはじまらないからだ。


正常な苗とは?、の疑問に対し、戴いた情報が正しいかどうかの確認でもある。

A、10月初に、落葉樹だから葉が無くて当たり前と言って、葉が落ちてしまった品を送ってくる、
こんなのやまたまたこんなやつ更にはこんなのもある。
このような業者が殆どだ。「正常苗だから何も心配いらない保障するとも言う」。

この最後の言葉が特に気になる。気に入らない、不愉快極まる言葉だ。
この、業者の栽培ミスで根腐れを起こし衰弱させてしまった苗を、これから育てるのは私であり
業者ではない、それを保障されても困るのだ。必死でうまく育てて当たり前、普通にしておれば
枯れそうだ。 結果的に枯れてしまったら。業者は、あのような元気な苗を枯らすとは、
「ヘタクソ」と、こう言われるパターンが見えているからだ。

知らない方は、それなら買わなければ良いと思われるだろうが、このような危ない苗でも
買って、頑張って育てないと入手出来ないのが現状だ。


ちなみに、フウランでも同様だ。小さい子供を株分けする場合がある。
春の植え替え適期ではほぼ問題無いが、これを秋にやられると問題続出だ。
小さい短い根だが3本付けてある、充分育つヨ、と補償される。ことが多い。

保障されても困るのだ。
買ってからの育て方の問題ではなくて、親株からの割り方で、この仔の生死決まってしまうからだ。
小さな仔はまだ親との軸が太くこれを割ると秋の治癒能力劣化期に対しては傷口が大き過ぎるのだ。

従って、小さい短い根が3本だから、まして秋割りだから充分危ないヨ、と言わなければいけない。
無知でヘタクソな方に割られるとたいていは死ぬ。本人は全く気が付いていない、しかもこれが
一般の人より特別上手に割っていると確信しているから、救いようのない世界だ。

話は落葉に戻る。
私も、どうも納得がいかなかったが。落葉樹だから当然の結果か?鉢植えのような限られた
スペースでは少々落葉が早まるのも仕方ないか、と思うことにした。

だがこの思いは大間違いであることが解った。やはり落葉してはいけないのだ。
宿泊旅行先の園芸店で1鉢しかなかったが元気な苗を見つけ即買った。
我が家に来て既に3ヶ月弱経つが、まだ落葉も無くすこぶる元気だ。
葉は痩せていて細いが青々した葉が皆付いている。

通販で買った葉の無い苗は、どうやら、鉢植えの問題でも無く業者の管理不良の根腐れ苗と、
確信した。業者の得意とする、適当に「落葉樹だから」とごまかすデタラメ販売である。

今、12月下旬、自生地ではどうなっているのか、落葉しているのか?、特に気になった。気になっていた。

B,一方、前回行った自生地の方は、「ツクバネは落葉樹だが小さい苗のうちは葉を落とさず
かなり永く葉を付けている、中には年中葉を付いているのも多い」、という。

相反する2つの情報によりどちらが正しいかも確認したかった。

その他は、常識的な、葉の色・艶・厚み等だが、まだ1箇所しか自生地は見てなかったので、
これも場所が変わればどのような変化が見られるか興味があった。

解った事は。
落葉樹と言われているが。現地ではまだ葉を充分付けている苗達が多くあった
(親株は落葉して黄色くなった葉が3分の1くらいしか残っていない)

葉の状況では。
葉色濃く、葉肉厚く、葉幅広く、艶良く、後1ヶ月程度では落葉しそうもない。
想像どうりだった。これで2箇所確認した事となる、がやはりこの辺が標準だ
この元気な葉、2月頃はどうなるのだろうか、やはり落ちるのか、それとも残っているのか。
本来はこの時期に行くのがベストとは思ったが、雪に阻まれてて現地まで到着できそうも
ないので今にした。当然3~6月は動けないのだ。


結論としては、今後の検討用の鉢植えの標準として、少々痩せて細葉だがこれを今後の標準苗
としよう。 

これと同等品質の苗を後5・6鉢は最低入手したい、まだ1鉢しかないが。
10鉢ほどあればうれしいが。 
そこまで揃うとソコソコの栽培テストが出来る。
揃えるまでに何年かかるかナー。


ツクバネの親木

2006年12月24日 | ◇ツクバネ
 ツクバネの親木 見てきました。

丸々と太った元気な良木。 推定10年以上の株。

雌と雄とは別鉢になっている。
枯れて残った木(鉢)同士を、雌雄を1セットとして売っている。

致命的欠陥があったが、安価だったので教材用に買った。

教材用として。  
種、1・2年生、2・3年生、10年以上、15年以上、20年程度、と夫々2鉢以上づつ確保した。
教材用としては、5.6年生が不足だが、ほぼ8割確保できた。
種蒔き鉢や来春予定の芽出し苗を追加すると、総数20鉢を軽く越える。
ツクバネ栽培は4~6年間程度で結論を出し、終了したい。

ダメモトで思い切った確認テストが出来る教材が必要だ。
これらテストをやらない限り前えは進まない。
20年やろうと30年やろうと、単なる年月が過ぎるだけで何も身に付かないと思っている。

後はジックリと本物を確保するだけだ。


初めて良心的なお店に出会った。
育て方も特に良い。

枯れた木も一緒にくっ付けて「素人には分からない、枯れてはいないと言って」売っている
イイカゲンなお店が多い中、ここはしっかり除去してある。
従って、枯れた木を値段に含んでないので他店と比べ3分の1くらいの値段だ。

更には、従来のお店では、立ち枯れ多く、雌木が枯れている可能性もありこの場合は無理して
買ってもゴミ箱行きとなる危険性も有った事等を総合すると、ここは雌雄はっきり表示して
いるので100分の1くらいの値段となる。

もうこのような親木は無い、と言われながらも、探せばアチコチで見つかる。



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ツクバネの移植

2006年12月12日 | ◇ツクバネ
 ツクバネを移植してみました。

今回購入分は宿主となる親木が極端に小さく能力的に役に立たない状況なので、
これを別途購入しておいたもみじ苗と交換した。

今回購入分は、移植テスト用教材となって協力してもらうこととした。

時期的には最悪の季節である。
既にツクバネ、及び親木は休眠中であり、植え替え時、必ず発生する根の損傷を修復
する活性活動は停止している。
損傷のまま放置すると低温腐敗の元となり根が枯れこむ危険性があるからだ。

だが、移植テストは今しか時間がないので決行した。
来春になるとフウランの植え替えで気が狂いそうなくらい忙しくなるからである。

この移植テストの基本は、親木とツクバネを単に寄せて植え込むのではなく、根同士を
軸方向に縛ってから植え込むことにある。

鉢が小さい場合は単なる寄植えで良いが、将来の事を考慮すると出来るだけ大きな鉢が
よさそうであり、この場合は強制的に根同士を接触させてやる必要がある。

今回は準備テストである。予測どおり実施出来るかの確認である。
本番テストは、来春5月頃 活動を始めた株を購入しそこで実施したいと思っている。

まず最初に、親木とするモミジ苗の土をバラシて泥土を落とす根洗いを行った。
可哀想に画像②のようにストリップ状態となってしまった。

一方、ツクバネの方は4本のうち1本が寄生結着(画像③)し残り3本はフリーだった。
これも土を全て落とす。

次は、
もみじの根の中で、最終土盛状況を考慮した位置で、ツクバネの根と太さが同じか又は
やや太いくらいの根を探す。
そこに、ツクバネの根を軸方向に平行接触させ順次2・3箇所草紐で所々縛っていく。
水分補給のため、その範囲にその上から水苔をラセン状に軽く巻いておく。
更に、その上から接触が離れないように草紐でラセン状に縛る。

次に、これを鉢内に親木を端に寄せ収めることで移植完了である。

当初頭で描いたとおりうまく作業が出来なかった。
ツクバネが小さ過ぎた為だ。我が指が大き過ぎて細工が出来ない。
苗が小さい間は単なる寄せ植えにするしかない。
ツクバネの大きさはせめて5・6年生の大きさが必要か。

後はホンチャンを待つだけである。大きな苗が手に入ると良いのだが。

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ツクバネの苗木

2006年12月09日 | ◇ツクバネ
 ツクバネの苗がヤット届いた。

10月初に注文したから、2ヶ月ぶりだ。

画像左が今回の苗。
今までに調査した中ではシンジラレナイくらい小さい。
焼き鳥用のあの細い竹串よりまだ細い。
前回購入分とは別会社にて、通販では有名な最大手になる、ここが極端に悪い。

ヤット届いたのは良かったが中身がこれではケッコウミジメ・悲惨だ。

通販はこれだからイヤだった。
周辺50キロ範囲のお店では扱ってない、従って通販に頼るしかないのである。


非常識苗だ。
寄生される親木(宿主)の方が小さいからだ。

ツクバネ1・2年生苗4本が付いていて、これらが親木の養分を横取りするのだが、親に
甲斐性がないと養分がもらえないので子供であるツクバネは餓死するしかないのである。

このツクバネの世界は調べてみるとケッコウ適当である。

親木を売っている訳でなくツクバネを売っているので親木が気に入らなければお客の方で
自由に替えたらどうですか。と一番困難なことをやれと平気で言う。何も知らない証拠だ。

これなら、遅れずに10月初に送ってほしかった。この時期なら親木を交代させることが
充分可能だった、だが今は寒くなってしまいもう無理だ。

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ついでに。「もみじ」であるが。

1枚目画像のように、我が家では秋になっても冷え込みが少ないから紅葉しない。
黄色くも無く赤くもない、そのうちこのまま枯れて汚くなって落葉する運命だ。
住宅街は皆同じかも知れないが、春秋の太陽の低い時は、周囲の2・3階建ての影になり、
日は思うようにとれない。

毎年ではなく、たまにこう云う色付かない年ががある。好み的にその他大勢の部類に入ると
置き場所を転々とするからだ。
通年はソコソコ色付く、だが本当の色は全く出ない。