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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

モモさんとキャリーバック

2016年11月27日 | もも

雨、12度、95%

 モモさんは我が家に来て以来、サークルにもゲージにも入れたことがありませんでした。9ヶ月まではペットショップにいましたから昼間はサークル、夜はきっとゲージに入れられていたと思います。お店の道に面したサークルにポツンと座っているモモさんを連れて帰って来ました。それから12年の間、2回ほど夫婦揃っての旅行のため近くのボーディングをしてくれるペットショップに預けました。ここでも夜はゲーンジに入っていたと思います。

 9ヶ月だったモモさんを我が家に連れて来て、家のドアを開けたとき私がモモさんに言った言葉を覚えています。「この家ではどの部屋もモモさんのものだからね。」ですから好きな場所にいます。主人のベットの上、私のベットの上、ソファー、テーブル。閉まっているドアだってドンと押して開けて入っていきます。そんなに広い家ではありませんがフリーレンジです。

 このモモさんを日本に連れて帰ることになりました。飛行機に乗るのは5時間少しです。前後合わせると7時間から8時間は国際規格にあったクレートに入れなくてはなりません。自分のベットすら持たないモモさんが箱のようなクレートに入るかどうか心配でした。買ってきたのはまだ寒い3月、私の匂いのするものを入れていると中に入って休むようになりました。

 ところがモモさん、飛行機ばかりか新幹線にも乗ります。新幹線も犬を乗せるには決まりごとがあります。そこで、新幹線用のキャリーバックを買ってきたのは先週の火曜日のことでした。奥行き、長さ、高さ共にクレートに比べると小さなものです。買って来て組み立てる前に着替えをしてリビングに戻ると、キャリーバックの上で眠ろうとしているモモさんがいます。 「それ、使い方が違うんですけど。」その日は組み立てて私の匂いのするパジャマなどを入れても中には入りません。立ったままやっと入れる高さです。これは長期戦になるわと思っていました。翌日、私が出かけるとき普段着にしているスカートを脱いでキャリーバックに入れました。さあ出かけようと見ると、それまで隣のクレートで寝ていたモモさんがキャリーバックに入ってもう寝ています。 声にこそしませんでしたが、「やった。」と歓声。嬉しいので主人や友人に「入ったよ。」と写真をメールで送ります。その日帰宅すると、 またしてもクレートに戻って寝ていました。毎日毎日、リビングには夜間を除きクレートとキャリーバックが並べられています。お好きな方に入ってください。

 お日様が照っていれば私のベットで日光浴、私が刺繍で座れば膝の上。相変わらず好きなところで休んでいますが、クレートにもキャリーバックにも慣れ始めています。キャリーバックに私の匂いのするものを入れなくても入るようになりました。見出し写真です。

 一つ不思議なことがあります。狭いキャリーバックに頭から入って、中でUターンしているはずですがその現場を見たことがありません。器用に体を丸めて顔を入り口に向けています。あっという間の早業に違いありません。あと2月少々、クレートもキャリーバックも自分の居所だと分かってくれると思います。