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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

シャネルの5番

2016年11月18日 | 日々のこと

曇り、23度、85%

 先日街を歩いていてすれ違った女性、エルメスの「カレーシュ」が香ります。グレーのパンツスーツを着たその白人女性、すれ違うときに見た横顔にはシワが刻まれ、私よりやや年上かと思われます。「カレーシュ」の持つ知的な香りを身に纏っていました。奥の方に乾いた香りを秘めている「カレーシュ」は東洋人には難しく思います。

 10代の終わり頃からコロンを欠かしたことがありません。小さい頃から練り香などを親に隠れてこっそり匂っていました。私の年代年代に応じて自分なりの流行がありました。40代は、ディオールの「デューン」にすっかりはまっていました。夏場はドルチェ&ガッパーナの「ライトブルー」に凝った時期もあります。香水は主人が出張の時に買ってきてくれるものが多いのですが、50代に入って以来、そのお土産だけでストックができるほどです。お土産に買ってきてくれる香水は、何を基準に選んでくれているのか新製品、売り場のお姉さんのお勧め、とにかくありとあらゆるブランドの香水です。こう書くと皆さん「羨ましいわ。」と仰ってくださいますが、香水は身につけるので苦手な匂いもあります。

 私の香水のつけ方は、夜休む前に襟足につけます。一日の自分へのご褒美です。人様のためにつけるのではありません。好きな香りに包まれて休みたいと思います。苦手な香りの香水は、眠りを妨げるように思います。夏と冬それぞれ一番好きな香水がありますが、その名前を何度言っても主人は覚えません。挙句に新しいものに挑戦しなさいとまでおっしゃいます。

 香水の代表選手のような「シャネルの5番」、実はこの香りが苦手です。どうしてかは分かりませんが、自分から一度も手に取ったことがありません。不思議にすんなり自分の手が伸びる香水は、お互いに引き寄せられるかのように相性がいいように思います。

 たくさんのストックの香水、結局相性の悪いものばかりが残ってしまいます。シャネルの「ピンチ」という香水があります。10年ほど前、新発売されてすぐ主人が買ってきてくれました。ところがこの「ピンチ」も相性の悪い香水でした。ちゃんと主人に話したにもかかわらず、その後2度も同じ「ピンチ」を買ってきました。

 香水はその人に似合うか似合わないかとても難しいと思います。まして生理的に受け入れられない匂いもあります。ただ一つ、香水のつけ過ぎだけはいただけません。体臭の強い人ならいざ知らず、香水は控えめにつけるのが一番です。