曇り、25度、77%
秋の気配が深まって来ると、何故でしょう、必ずキッシュが食卓に登場します。フィリングはキノコのこともあれば、ネギだらけのこともあります。今日は、ホタテとほうれん草。
この組合わせ、家人のリクエストです。 魚介類をキッシュに入れる事は、滅多にありません。うまくいくかな?とちょっと不安でした。山のようなほうれん草を炒めます。あっという間に、嵩がなくなって一握りほどのほうれん草になります。ホタテは、日本からの冷凍ものです。結構厚みがありますから、半分にスライスします。軽くソテーして、このとき出て来た汁は、大事に卵液に加えました。この辺りから、このキッシュ、美味しくなるぞ、と自信が出てきました。
いつもは、卵液に加えるナツメグは、ホタテの優しい味を邪魔しそうで、パス。キッシュの生地を作っている時から、ソワソワと台所を出たり入ったりするモモさん。これ、お夕飯よ。 ホタテの白とほうれん草の緑。いいコントラストです。ホタテのうまみが、ぐっとほうれん草にも生地にもしみて美味しいのなんのって、もちろんモモさんにも少し。
家人が、初めて食べたキッシュは何だったかな?と言います。初めて私たちが食べたキッシュ、つまり、私が初めて作ったキッシュです。30年ほど前の日本です。きっと、息子もその時は一緒だったはず。初めて食べたキッシュは、ベーコンとチーズでした。長い事作って来たキッシュ。中に入れるものも、私たちに年齢とともに変わってきました。初めて作ったキッシュは、生地の角の所が厚くてもっさりしていましたっけ。
次は、キッシュに何を入れようかと、話は弾みます。家人は、お米はどうかなと言い出す始末です。私は、何かで見た、レンティル豆のキッシュ。結局、ホタテで味をしめたので、次回は、日本の牡蠣とほうれん草になりそうです。