曇り、25度、76%
女の子のお下げ髪という名前を持つ、ツオップ。量産化が進んでいるパン屋さんでも、この三つ編みだけは手仕事だと聞いたことがあります。今回は、芥子の実をふってみました。ここ香港で手に入る芥子の実は、ほとんどがブルーです。ポピーシードケーキに入っているタイプです。粉は、イギリスのフランスパン用の強力粉を使いました。
フランスパン用でも、普通のパンが焼けます。ただ、持ち上がりが少ないのと、メーカーにもよるでしょうが、少し重く感じるので、水分は控えめにします。このツオップ、ミルクと卵だけが水分です。
ちょっと涼しくなると、パグのモモさんも、我が家にやって来る鳥たちも急に食欲が増しました。鳥たちも、パンの好き嫌いがあります。どうも、柔らかめの甘いパンがお好きです。モモさんは、パンといえば、堅いフランスパンだって、大好き。モモさんと鳥さんたちの、パンをください、合唱に励まされて、パンを焼きます。
ポピーシードは、そのままでは香りがありません。ところが加熱されると、ナッツのような香ばしい香りが立ち始めます。この香りも、ブルーポピーシードの方が強いようです。 今回は、アメリカの塩の入ったバターを使いました。このバターのこくが好きです。フランスバターのようなまろやかさでなく、ちょっと野暮ったいようなバターくささです。塩入ですから、生地に加える塩は減らしたのですが、食べた後、口にバターの塩気が残ります。
強力粉のストックも随分あります。モモさん、鳥さんのご要望に応えて、パンを焼き続けましょう。