チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

Lee Bailey"s Books

2012年10月05日 | 

雨、24度、80%

 Lee Baileyの事を知ったのは、香港に来る少し前の事でした。1983年にアメリカで[Country Weekends] を出版した彼は、料理をはじめ、テーブル周りの事を通して、新しい生活様式を紹介し、沢山の雑誌にも寄稿していた時の人でした。ご自分で、料理、セッティング、花を生け、写真まで撮って本を作っていました。

 どんな本か、丸善や紀伊国屋を探しますが、まだ、日本には入っていませんでした。

  COUNTRY WEEEKENDS   この本の背を香港の本屋で見つけた時は、なんと嬉しかったか。既に3冊ほど、出版されていましたが、香港にも、最初のこの1冊しか有りませんでした。

  CITY FOOD   アメリカの南部出身のLee Bailey料理は、南部の家庭料理が多く紹介されています。ニューヨークを中心に活躍する彼は、友人を招く事も多かったのでしょう。そして、セッティングに使われる食器は、ビッグセットではなく身近なものばかりです。

  GOOD PARTIES  花のあしらい方ひとつとっても、おおらかです。

  COUNTRY DESSERTS  この本に集められたケーキやクッキー、アイスクリーム、どれも彼が作ったものです。どれもが、ホームメイドそのままの暖かさが有ります。

  SOUP MEALS  スープだけで1冊の本になりました。私たち日本人にとっての、お味噌汁とはちょっと違うなと思った1冊です。時には、スープだけの食事もアメリカの開拓時代を遡ればあったのですから。パンの代わりに、たくさんのお豆が入ったり、コーンだったり。

 出版年代順のいくと、ここに、見出し写真のSMALL BOUQUETSが入ります。ほかの本は全てA4大ですが、この本は、手のひらほどの本です。

  SOUTHERN FOOD & PLANTATION HOUSES

    COOKINNG FOR FRIENDS

  NEW OLEANS

  LONG WEEKENDS

 途中から写真は専門家に代わります。でも、セッティングも花も料理も彼の手によるものです。2002年、76歳で他界しました。18冊の出版された本のうち、11冊が私の手元に有ります。10年近く、新しく入って来る度に求めたものです。FOOD& WINEというアメリカの雑誌を読んでいた頃のLee Baileyの記事の切り抜きです。 花器の選び方、ちょっとしたセッティングの妙、ホームメイドの暖かさ、私が、彼の本から学んだのはそんな事ばかりではなかったように思います。広く、大きなアメリカそこに住む人たちや歴史、料理の本の向こうにも、別の何かがいつも見えるように思うのですが。

コメント
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