気 楽 荘

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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

2017年10月19日 | 「 えいが 」

この作品で、一応話が完結(ストーリーの輪が閉じた)と思っていた。
でもどこにつながったのだろう?
人間が理性や言葉を失って、猿が支配する
中世のような世界になるということなら
オリジナル(チャールトン・ヘストン主演)の猿の惑星に
つながるということになるのか?
それだと、テイラーを打ち上げるシーンとかがないのでおかしい。
PLANET OF THE APES/猿の惑星はパラレルワールド的な
終わり方だったのでこれもちょっと・・・。

結局、閉じたようで閉じていない、別の話ということか。

まぁ、それはそれ程問題ではないと思うぐらい
よく出来たシリーズだったと思う。
この映画をおよそ半世紀前の観客に観せることが出来たら
どんな反応が見れるだろう。
「どうやって猿に演技を仕込んだんだ」という質問が
飛び交うのじゃないだろうか?

さて、映画の方だが聖戦とあるが
猿と人間が尊厳をかけて戦うのかと思っていたら
人間どうしの争いに巻き込まれた感がしなくもない。
(創世記、新世紀ときてまとめるにはこれだなといった感じで決めたのかな)
猿と人間の戦いのシーンの迫力と言う点なら
前2作の方が派手な気がする。
今回は猿達が人間に成り代わって繫栄できるかを
検証することがテーマだったのかもしれない。
シーザーの葛藤もそうだし、シーザーの命を救う為の機転を利かせた
行動もそれまでにはなかった反応のような気もした。
そのあたりがあからさまな猿VS人間のような
戦いのシーンが抑えられた理由かもしれない。(と思う)
シリーズが終わったのは寂しくもあるが、
これで十分なラストだ。
まちがっても、この続きとかはいらないからね。