気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

ワンダーウーマン

2017年09月04日 | 「 えいが 」

(ハードルを上げていたが)かなり楽しめた。
ただ、このあと、ジャスティスリーグとかいって
バットマンやらと競演が控えているわけだが
最近のアベンジャーズシリーズとかからして
多少の懸念を抱いたのも事実。
(今回のスパイダーマンなんかその最たるもの)

本来、違った世界観で活躍しているヒーロー(ヒロイン)たちが
一同に会することでいろんな妥協やなんやら
纏うことになっていくのでそのあたりがどうなんだろうと・・・。

この映画で見たダイアナのちょっとズレた感じとか
非常に好感をもって観てたのが・・・。

とにかく、ワンダーウーマンの最初の映画(過去にもあったのだが)
登場編としては完璧なできだと思った。
だから、このまま、ワンダーウーマンのストーリー(世界観)の中で
経験値を積み重ねていってくれる姿が観たい。
と自分は感じている。
もちろんジャスティスリーグへの参加も楽しみではあるのだが・・・。
わかるかなぁこの感じ。

スターシップ9

2017年09月04日 | 「 えいが 」

地球環境が悪化し真剣に惑星移民を考えねばならなくなった近未来、
僅か40年の場所に移住可能な惑星が発見され、
すぐに移民船建造が始まった。
最初の移民船が完成し、初飛行で多くの犠牲を伴う事故が起きた。
これにより、移民船建造に大幅な遅れが発生した。
それから数年後、たった一人の女性を乗せた移民船があった。
酸素供給装置(だったか?)の故障で日々船内の環境が悪くなる中、
4年前に発した救助信号に答えたエンジニアの到着が数日後に迫っていた。
本来、科学者であった両親と彼女の3人が乗っていた移民船なのだが
酸素供給装置の故障により両親はある選択をし、
彼女にビデオメッセージを残して移民船の外へ・・・。

船内のAIは彼女に「初めて人に合うのはどんな気持ち?」と問いかける。
「初めてではないわ」と強気に答える彼女だったがその心境は・・・。
予定より早く、移民船に到着したエンジニアがエアロックを開けて
彼女の前に現れる。
「よくあることなんだ・・・2日で直るよ」とすぐに修理にかかるエンジニアに
「夕食をいっしょにどうかしら」と声をかける彼女。
すこし逡巡した後、承諾するエンジニア。
翌日も夕食をともにしようと、船内植物プラントで収穫をしていた彼女に
「今日は夕食を一緒にはできない」と告げるエンジニア。
残念そうにあきらめた彼女だったが、夜、そっと彼の部屋を訪れた。
テーブルの上にあった宇宙服のグラブを取り上げると
いとおしそうに匂いをかぐ。
そして、眠っているエンジニアのベッドの上へ、
気がついたエンジニアが彼女に問いかける。
「何をしている」
「私は昨日までこの船に一人でいたの、あなたが帰ると移民船の
到着まで20年、その時私は40歳。それまでまた独りになるの・・・」
彼女の切実な訴えに、心を許すエンジニア。
翌日、彼女が目を覚ますと、彼の姿はベッドになく、
あわててエアロックに走った彼女の目に今まさにエアロックを
開けて出て行こうとするエンジニアの姿がうつる。
「何も言わずにでていくの」との問いに答えることなくエアロックに進むエンジニア。

扉が閉まり、外部へ通ずるハッチを開くと
そこはコンクリートで出来たくらい通路?
さらに、フェンスを開けてエレベータに乗ったエンジニアが
出たところは、静謐な空気の感じられる森の中。
そう、移民船と彼女が思っていたのは
地下に作られたシュミレーターだった。
シャトル9の札から推察されるとおり
彼がクルマで移動する道沿いにはシュミレーターの入り口と
思われる建物が点在していた。

エンジニア=アレックスは長期間の移民船で起こりうる
問題をシュミレーションする「オービター計画」の
一員であり、かっては、最初の移民船建造の提唱者でもあった。
(あらすじモドキの時系列は多少改変しています)

ネタバレになっているかもしれないが、
観ているとすぐにこのあたりの展開は予想がつくので
よしとしとこう。ただ、これは話のさわりでしかない。
ここから核心部分へと進んでいくので、
これを見たから話しがつまらなくなるということはありません。

ただ、ラストで計画の責任者のウーゴも科学の為には
非情になれるという人間ではなく、
計画自体が非難されても推し進めねばならないのだなと
思わせたいという思惑が製作者側にあったとしたら、
もう少し、地球環境の酷さを描写してほしかったなぁと・・・。

それなりに楽しめたのだが、もうひとつ
パンチというか辛味がたらないというか
もう少し、アッと驚くハラハラシーンとかあれば
よかったかもしれない。
(ハリウッド映画じゃないからこんなものかもしれない)